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ユベントスの不正会計疑惑、トリノ検察庁の捜査終了を機に再燃?

 トゥット・スポルト』によりますと、トリノ検察庁の予備捜査が終了したことを(機に捜査資料が公開されたことを)受け、ユベントスの不正会計疑惑が再燃する可能性があるとのことです。

 ユベントス側はアニェッリ会長が疑惑を否定しており、喧騒に巻き込まれることは十分に考えられることでしょう。

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 ユベントスは「不正会計に手を染めた」との疑惑が向けられていますが、現時点で違法行為があったとの公的機関からの認定はされていません。

 “FIGC (イタリア・サッカー連盟)の検察” が「選手の評価額を水増しした交換トレードで収益を不正計上している」と訴えたものの「選手の評価額は自由価格」との理由で原告側が敗訴。

 『サッカー界による捜査』は捜査を継続する根拠がなく、事態は沈静化していました。

 

 今回はトリノ検察庁の『司法による予備捜査』が終了。それによって捜査資料が公表されたことにより、“FIGC の検察” が「以前の捜査では対象になっていなかった資料の請求」をしたことで疑惑が再燃した形です。

 ユベントス側はアニェッリ会長が弁護士を伴ってクラブの全職員に対して状況を説明。「サッカー界の慣例に従って財務に関する規律や法律を遵守してきたと確信している」と述べたことが報じられています。

 

 今後の展開ですが、疑惑が燻り続けることになるでしょう。財務面は「評価基準が違えば見え方が全く違う」というケースが往々にしてあるため、一筋縄には行かないからです。

 ただ、ユベントスが直近の3シーズンで大赤字を計上し続けていることは事実です。したがって、ユベントスは「財務規律を回復させること」が最優先事項になるはずです。

 まずは赤字体質から脱却する有効な手立てを確立することができるのかに注目です。