NO JUVE, NO LIFE!!

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アボディ・スポーツ大臣:「ユーヴェだけはないだろう。カルチョの掃除が必要」

 ユベントスの不正会計疑惑に対し、イタリア政府のアボディ・スポーツ相がメディアの囲み取材にコメントを残したことを『トゥット・スポルト』が報じていましたので概要を紹介いたします。

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アンドレア・アボディ大臣:
「私達は何が起きたのかを早急に知る必要があります。

 公平な競争原則の下でシステムの信頼性を回復するための決断がされなければなりません。近年はそうではないことは明らかです。

 ユヴェントスだけだとは思いません。カルチョから問題を一掃する必要があります」

 




 

 イタリア・メローニ政権でスポーツ相を務めるアボディ大臣がユベントスの不正会計疑惑に対するコメントを記者団に残しました。発言の趣旨はイタリア・サッカー連盟(FIGC)のグラヴィーナ会長と同じです。

 現状では “ユベントスだけ” が不正会計疑惑に見舞われていますが、疑惑が持たれている不正会計を敢行するには「ユベントス以外のクラブが不正に手を貸すこと」が必要です。

 また、検察当局が「クラブから財務資料を押収」したり「経営陣の通話を(捜査を理由に)盗聴」したのも “ユベントスだけ” と『偏り』があることが実情です。

 結果的に「ユベントスだけが不正会計に手を染めていた」という事態はあり得ます。しかし、ユベントス以外のクラブは “給与の遅配がメディアに報じられたクラブ” であっても捜査は現時点で行われていないのです。

 

 トリノ地検の捜査に正当性を持たせようとするのであれば、ミラノ地検がミランやインテルに捜査の手を伸ばす必要がありますし、ローマ地検がラツィオやローマを捜査の対象にする必要があります。

 司法当局の “私怨” は『公平な競争原則』を阻害する要因ですし、それはカルチョから排除しなければならないものでしょう。ユベントスの不正会計疑惑は他クラブへも延焼すると思われます。