ユベントスは公式サイト上でレオナルド・ボヌッチ選手がドイツのウニオン・ベルリンに完全移籍したと発表いたしました。減価償却費の関係で560万ユーロのマイナスを計上する形になっています。
ユベントスから発表されたプレスリリースは以下のとおりです。
選手レオナルド・ボヌッチの譲渡に関する
ウニオン・ベルリンとの合意
トリノ、2023年9月1日 ー ユベントス・フットボールクラブは 1.FC ウニオン・ベルリンと選手レオナルド・ボヌッチの登録権を無償で譲渡することに合意いたしました。
この取引により選手登録権の減価償却を行うため、2022/23 シーズンに560万ユーロの経済的マイナスが生じることになります。
ボヌッチ選手は1987年5月生まれの36歳。2018年夏にカルダーラ選手との移籍金3500万ユーロの交換トレードでユベントスに復帰し、現行契約は当時から1年延長した2024年まででした。
ボヌッチ選手は「ユベントスとの現行契約の満了」を熱望していましたが、それに値するパフォーマンスを発揮していたとは言えず。
2023/24 シーズンのプレシーズントレーニングに合流する前にクラブから「構想外(でチームには合流させない)」を正式に通告されていました。昨季の時点で費用対効果が見合っていなかったため、ユベントスの動きは想定内でしょう。
一部のイタリアメディアは「ボヌッチの年俸は昨季よりも少ない」と擁護していましたが、ボヌッチ選手に要する減価償却費に関してはノーカウントでした。
『ボヌッチ選手の年俸』で「ルガーニ選手の人件費」が賄えますし、『ボヌッチ選手の減価償却費』で「ガッティ選手とハイセン選手の人件費」を賄っても “お釣り” が来るのです。
過去記事で触れたように「ボヌッチ選手とユベントスの利害は一致しない状況」だった訳です。この別れは致し方ないことだと言わざるを得ないでしょう。
ボヌッチ選手が初の海外挑戦となるブンデスリーガで自らの価値をピッチ上のプレーで証明することができるかが注目点になると思います。