『スカイ・イタリア』によりますと、ユベントスが保有権を持つロメロ選手のアタランタへの期限付き移籍が近づいているとのことです。買取オプションが付随した2年ローンが濃厚と見られています。
ユベントスは現時点でセンターバックを本職とする選手を6選手抱えており、少なくとも1選手を今季は登録外にする必要がありました。
22歳のロメロ選手は年俸がユベントス水準にまで上がっていないことから獲得に興味を示すチームはあったものの、ユベントスが獲得に2600万ユーロの大金を投じていたため、移籍金の支払いがネックになっている状況でした。
アタランタは「買取オプションが付随した2年間の期限付き移籍」でロメロ選手の獲得に近づいているとのこと。完全移籍となった場合は総額で 2300〜2500 万ユーロになるものと『スカイ』は報じています。
なお、ユベントスはロメロ選手と締結している2024年までの現行契約を1年延長し、2025年までとした上でアタランタに期限付き移籍をさせると見られています。これはロメロ選手の減価償却費を圧縮することが狙いです。
- ロメロ選手の減価償却費(現状)
- 残額: 2080万ユーロ
- 年額: 520万ユーロ
- ロメロ選手の減価償却費(新契約締結後)
- 残額: 2080万ユーロ
- 年額: 416万ユーロ
ロメロ選手との契約を1年延長すると、ユベントスは「減価償却費が約100万ユーロ軽くなる」のです。また、「2年間のレンタル料1000万ユーロ、買取オプション1500万ユーロ」に近い条件でまとめれば損失を最小限にすることが可能になります。
したがって、どのような条件でユベントスとアタランタのクラブ間交渉がまとまるかが注目点と言えるでしょう。
ユベントスのフロント陣が今夏も課題として抱えている余剰人員の整理を速やかに行い、結果を残すことができるのかに注目です。