ユベントスは公式サイト上で FW マルコ・ピアツァ選手がクロアチアのリエカに完全移籍したと発表いたしました。双方合意による契約解除での移籍であると思われます。
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クロアチア・ザグレブ出身のピアツァ選手は1995年5月生まれの28歳。2016年夏にディナモ・ザグレブからユベントスに加入したものの、2017年3月の国際Aマッチデーで前十字靭帯を断裂。
その後は「両ひざ前十字靭帯の怪我からの完全復活」を目指す選手キャリアとなっていました。
エンポリで 2022/23 シーズンを過ごしたピアツァ選手ですが、成績は17試合519分で0得点0アシスト。セリエA勢からの獲得オファーはなく、母国クロアチアへの復帰を決断しています。
なお、ピアツァ選手はユベントスと2024年夏までの契約を有していたため、今回の移籍でユベントスとの契約は(双方合意の下で)解除されていることでしょう。
ユベントスは 2023/24 シーズン中にピアツァ選手の残存簿価180万ユーロを償却する必要があったのですが、これを「2022/23 シーズンでの損失」として会計的に処分をしているはずです。
代表チームでの活動中に負った怪我からの復活に苦しんだ経緯ですし、そのことが原因で生じてしまった会計上の損失による責任を選手に問うべきではないでしょう。
イタリアで思い描いた選手キャリアとはならなかったピアツァ選手ですが、母国クロアチアで納得できる選手キャリアを描くことができる幸運に恵まれて欲しいと思います。