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「クルゼフスキのユベントス復帰」という奇妙な記事がガゼッタ紙で配信

 ガゼッタ・デッロ・スポルト』が「トッテナムに期限付き移籍中のクルゼフスキ選手が2023年夏にユベントス復帰もあり得る」との記事を配信しています。可能性はゼロではないものの実現する見込みは極めて低いと思われます。

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 クルゼフスキ選手は2000年4月生まれの22歳。

 2020年1月にユベントスがアタランタから保有権を獲得して2020年夏に合流し、2022年1月に買取義務とオプションが付随する期限付き移籍でトッテナムに加わっているスウェーデン代表の FW です。

 契約の買取義務(移籍金3500万ユーロ)はクルゼフスキ選手が「自身が一定の出場数を記録」した上で「トッテナムがチャンピオンズリーグ出場権を獲得」した場合に発動すると見られています。

 トッテナムは現時点で5位に位置しているため、買取義務が発動しないことは十分に考えられます。しかし、移籍金3500万ユーロでの買取オプションの行使が見送られる可能性はかなり低いでしょう。

 

 トッテナムがクルゼフスキ選手の完全移籍に消極的になる理由は「レヴィ会長が『割高なパラティチ案件』に嫌気が差した」ぐらいしかありません。

 この場合はユベントスと移籍金の再交渉をし、クルゼフスキ選手とは年俸の再交渉をするメリットがトッテナム側には存在するからです。ただ、この交渉戦術はリスキーでしょう。

 2022年2月にプレミアデビューを果たしたクルゼフスキ選手は「2023年1月までの1年間でリーグ戦31試合に出場して7得点13アシスト」と結果を残しているからです。

 クルゼフスキ選手がプレミアリーグへの適応に現在も苦しんでいるようだと『割高なパラティチ案件』となるでしょう。

 

 ただ、「プレミアリーグで2桁得点・2桁アシストが現実的に期待できる23歳の FW の獲得」に3500万ユーロは『妥当』なはずです。

 したがって、不正会計疑惑の余波でクルゼフスキ選手に長期出場停止が科されるなど評価額が大幅下落する事態に見舞われない限りは2023年夏にクルゼフスキ選手がユベントスに戻ってくることはないと思われます。