ユベントスは公式サイト上でイングランド2部のサウサンプトンからカルロス・アルカラス選手を約5000万ユーロの買取オプションが付随した期限付き移籍で獲得したと発表いたしました。
発表されたプレスリリースは以下のとおりです。
選手カルロス・アルカラス・ドゥランの獲得に関する
サウサンプトンとの合意事項
トリノ、2024年1月31日 ー ユベントス FC はサウサンプトン FC と2024年6月30日まで選手カルロス・ヨナス・アルカラス・ドゥランの登録権を370万ユーロ・付随費用20万ユーロ・特定のスポーツ目標達成によって最大190万ユーロで獲得することに合意いたしました。
合意にはユベントスが当該選手の登録権を3年分割4950万ユーロで獲得することが可能な権利が含まれています。なお、選手が契約期間内に達成したスポーツ成績で追加費用が発生します。
アルゼンチンのラ・プラタ出身のアルカラス選手は2002年11月生まれの21歳。2023年1月の移籍市場でラシン(アルゼンチン)からサウサンプトン(当時プレミアリーグ)に1400万ユーロの移籍金で加入しました。
2022/23 シーズンはプレミアリーグ18試合1034分に出場して4得点2アシスト。今シーズンはチームが降格したため、2部のチャンピオンシップで23試合1100分に出場して3得点1アシストの成績となっています。
ただ、昨年12月からは先発としての出場機会が2試合に留まっています。この点が “プレミアリーグに1年での復帰を目指すサウサンプトン” がアルカラス選手の期限付き移籍を容認した理由と思われます。
今回の移籍で目を引くのは「買取オプションを行使する場合に必要となる移籍金」でしょう。
「今夏の移籍市場で “アルカラス選手の買取 OP を行使したユベントスに” 転売させないこと」が目的であるなら、適正価格の2倍ほどの移籍金が設定されていることは理解できます。
それ以外では理解に苦しみます。2年前にユベントスが当時24歳のベンタンクール選手をトッテナムに売却した際に得た移籍金が約2000万ユーロだったからです。
ちなみに、アルカラス選手はユベントスで背番号26を着用するとのこと。
この発表に対し、同姓同名のテニスプレイヤーであるカルロス・アルカラス選手が「ベストを尽くすよ。信頼してくれてありがとう」とお茶目なコメントをしています。
知名度はテニスのカルロス・アルカラス選手の方が圧倒的。19歳の時に世界ランキング1位となって史上最年少記録を打ち立てた現在20歳の超注目株だからです。(※ 全米オープンと全英オープンをすでに1度ずつ制している)
まずはアルカラス選手がユベントスやセリエAのスタイルに順応することが求められるでしょう。その上でどれだけのポテンシャルを示すことができるのかに注目です。