セリエAに所属するパルマは公式サイト上でユベントスからハンス・ニコルッシ・カビリャ選手を買取オプションが付随した1年間の期限付き移籍で獲得したと発表いたしました。
ニコルッシ選手は2000年6月生まれの20歳。ユベントス下部組織出身の MF で、昨シーズンはセリエBのペルージャに期限付き移籍。リーグ戦16試合・1868分に出場し、1得点・6アシストの結果を残しています。
今季(= 2020/21 シーズン)はセリエAのクラブに期限付き移籍することが既定路線と見なされており、移籍最終日でパルマ行きが決定しました。
パルマは昨シーズンまでレッチェを率いていたリベラーニ監督を招聘したため、ポゼッション志向が強まったプレースタイルに変化することが予想されます。
ニコルッシ選手はフィジカルよりもテクニックで勝負するタイプの MF ですから、上手くアピールできるかがポイントになるでしょう。
ニコルッシ選手の数値的な目標を挙げるなら、「(カリアリに所属するファブリツィオ・)カリガラ選手の出場時間を上回ること」です。
パラティーチ CFO が若手有望株として言及しませんでしたが、カリガラ選手もユベントス下部組織出身で2000年生まれの MF です。2018年1月の移籍市場でカリアリに売却されましたが、『ユベントスのクラブ内育成選手』の資格を満たす選手であることに変わりありません。
カリガラ選手は 2019/20 シーズンにニコルッシ選手と同じセリエB(のベネチア)に期限付き移籍をして研鑽を積みましたし、今季はカリアリのトップチームに入っています。
そのため、両選手がどのような成長曲線を描くのかが大きな注目点だと言えるでしょう。
初挑戦となるセリエAの舞台でニコルッシ選手がどのようなプレーを見せることができるのかに注目です。