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【移籍のウワサ】 クレモネーゼがズュートティロールに期限付き移籍中のニコルッシに関心?

 『スカイ・イタリア』で移籍情報を扱う記者として活動するジャンルカ・ディ・マルツィオ氏によりますと、クレモネーゼがユベントスから(セリエBの)ズュートティロールに期限付き移籍中のニコルッシ選手の獲得に興味を示しているとのことです。

 関係するクラブが多いだけに交渉の進展があるのかを見守る必要があるでしょう。

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 ニコルッシ選手は2000年6月生まれの22歳。ユベントス下部組織出身の MF でプリマヴェーラ時代の 2018/19 シーズンに(アッレグリ監督の下で)トップチーム・デビューを果たしています。

 ただ、2020年の年末に期限付き移籍中のパルマ(当時セリエA)で左ひざ前十字靭帯を断裂。2021/22 シーズンはほぼ全休となり、今季はセリエBのズュートティロールで再出発のシーズンを過ごしています。

 カタールW杯による中断前の時点でセリエBの公式戦11試合・911分に出場して1得点を記録するなど完全復活をアピールしています。そのため、セリエAのクラブがテコ入れ策として獲得に興味を示すことはあり得るでしょう。

 

 ただ、交渉がまとまるかは別問題です。

 ニコルッシ選手にはセリエAで降格圏に沈むクレモネーゼが興味を示していますが、ニコルッシ選手をチームに加えるには「保有権を持つユベントス」と「期限付き移籍先のズュートティロール」の2クラブを説得することが前提です。

 ズュートティロールは “主力のニコルッシ選手” を引き抜かれてしまうとセリエBの降格圏に沈んでしまう恐れがあります。そのため、「代役選手の確保」が条件になるでしょう。

 次に、ニコルッシ選手側からすると「出場機会が得られないなら1月の移籍市場で動くメリットがない」という問題があります。この部分もシビアに評価されることになるはずです。

 

 ニコルッシ選手の状況は「1年前のフィリッポ・ラノッキア選手と同様」です。

 ヴィチェンツァに期限付き移籍していたラノッキア選手は2022年1月の移籍市場でサンプドリアなどセリエA勢からの関心が伝えられていましたが、結果的にヴィチェンツァに留まりました。

 そのため、ニコルッシ選手が2023年1月の移籍市場で動かないことはあり得るでしょう。若手有望株の1人であるニコルッシ選手の去就判断にも注目です。