ユベントスは公式サイト上でニコルッシ選手がセリエBのズュートチロルに1年間の期限付き移籍をすると発表いたしました。なお、ズュートチロルも公式サイト上で同様の発表を行っています。
ニコルッシ選手は2000年6月生まれの22歳。ユベントスの下部組織出身の MF で 2018/19 シーズンにトップチームでのデビューを果たしています。
ただ、パルマ(当時はセリエA)に期限付き移籍をしていた2020年12月に左ひざ前十字靭帯を断裂。ワイヤーが患部に残っていたことが原因で炎症に見舞われ、2021/22 シーズンの最終盤までリハビリを強いられました。
しかし、セリエB昇格が懸かったプレーオフで復活を印象付けるパフォーマンスを発揮しており、これがズュートチロルからの関心を得る要因になったのでしょう。
ズュートチロルはユベントス・Bチーム(= U-23)が所属した 2021/22 シーズンのセリエC・グループAを38試合9失点という強固な守備で制しました。
当時の指揮官だったヤヴォルチッチ監督はセリエBのベネチアに引き抜かれましたが、後任にはユベントスのBチームを率いていたザウリ監督が就任しています。この点はニコルッシ選手にとってプラスに働くことでしょう。
ニコルッシ選手がどのようなプレーを得意とするかはザウリ監督が認識しているはずだからです。
ニコルッシ選手は 2019/20 シーズンにペルージャでセリエBを戦っており、実力が通用することは実証済みです。したがって、怪我が癒えたことをプレーで証明できるかが注目点になるでしょう。
復活を印象付けるパフォーマンスをニコルッシ選手が発揮してくれることに期待です。