ユベントスは公式サイト上でフィオレンティーナからフェデリコ・キエーザ選手を獲得したと発表いたしました。2年間の期限付き移籍で、買取オプションおよび特定条件下で買取義務が生じる契約となっています。
なお、発表されたプレスリリースは以下のとおりです。
フィオレンティーナとの合意事項
ユベントス・フットボールクラブは ACF フィオレンティーナと選手フェデリコ・キエーザの登録権を2022年6月30日まで一時的に獲得したことで合意に達したことを報告いたします。レンタル料は1000万ユーロで、2020/21 シーズンは300万ユーロ、2021/22 シーズンは700万ユーロになります。
なお、合意には以下の項目が含まれています。
- 2021/22 シーズンの終了時までにスポーツ目標が達成された場合、ユベントスには選手の獲得義務が生じます
- これらの目標が達成されなかった場合、ユベントスは選手を獲得するオプションを持ちます
いずれの場合においても、選手の登録権を完全取得する際は3年分割4000万ユーロが支払われます。また、選手との雇用契約中に業績目標が達成されると最大で1000万ユーロにまで上昇することがあります。
キエーザ選手は1997年10月生まれの22歳。フィオレンティーナの下部組織出身の WG ですから、今回のユベントス行きは「禁断の移籍」と見なされることになるでしょう。
ユベントス(のパラティーチ CFO)が長らく注目していた選手であり、悲願が達成されたことになります。
ユベントス加入後の注目点は「どのポジションで起用されるか」です。ピルロ監督が採用しているのは 3-4-2-1。このシステムだと「(ウィンガーに近い)右 WB」か「セカンドトップ」がポジションになると思われます。
ただ、ポジションは確約されていません。セカンドトップはディバラ選手とクルゼフスキ選手がいますし、(ゴールの位置から遠くなる) WB にはクアドラード選手がいます。そのため、チームの中に上手く組み込めるかが鍵になります。
ピルロ監督がイタリア代表の攻撃も担う若手のホープをどのように起用するかに注目です。