ユベントスは公式ツイッター上でセリエBのピサとの間で正 GK 同士の交換トレードが成立したと発表いたしました。Bチーム(= U-23)のロリア選手がピサへ完全移籍し、ユベントスはゴーリ選手の保有権を持つ形になります。
まず、ピサに移籍することが発表されたレオナルド・ロリア選手は1999年3月生まれの21歳。ユベントスの下部組織出身で、Bチームに加入した 2019/20 シーズンはセリエCのリーグ戦で正 GK を務め、24試合で先発フル出場をしています。
ロリア選手の現行契約は今季で満了する状況でしたし、ステップアップを目指してもおかしくない立場の選手でした。
移籍先となるのはセリエBのピサです。大ブレーキがかからなければ 2020/21 シーズンもピサはセリエBで戦うことが濃厚と言える順位ですから、1つ上のカテゴリーでも安定したプレーを披露できるかがポイントになるでしょう。
一方で意外だったのはピサが現・正 GK であるステファノ・ゴーリ選手の放出に応じたことです。
ゴーリ選手は1996年3月生まれの24歳。ブレッシアの下部組織出身でミランなどを経て2018年夏にピサ(当時はセリエC)に加入し、以降2シーズンに渡って正 GK を務めている選手です。
今季はセリエBで30試合に先発フル出場して37失点。6試合でクリーンシートを達成しています。ピサに放出する理由は少ないため、ユベントスによる引き抜きの意味合いが強いと言えるでしょう。
新加入のゴーリ選手ですが、2020/21 シーズンにユベントス・Bチームでプレーする可能性はほぼゼロです。
「セリエB以上のレベルでプレーすべき GK」ですから、BチームがセリエBに昇格しない限りは他チームへの期限付き移籍となるはずです。
おそらく、『セリエA昇格の目標を公言するチーム』が候補になるでしょう。ゴーリ選手がプレーすることになるチームに注目です。