『スカイ・イタリア』によりますと、現地6月28日にトリノのJメディカルでバルセロナとユベントスの間で交換トレードの話が進んでいるアルトゥール選手とピアニッチ選手のメディカルチェックが実施・完了したとのことです。
問題は報告されていないため、正式発表を待つ形となっている模様です。
まず、アルトゥール選手は27日(土)にスペイン西部・ビーゴで行われたセルタ戦に出場し、その足でトリノ入り。翌28日にJメディカルでユベントスのメディカルチェックを受けたと報じられています。
トリノに到着した姿が確認されていますから、報道内容は事実と言えるでしょう。
一方、交換トレードでバルセロナに移籍することになるピアニッチ選手もJメディカルでバルセロナのメディカルチェックを受けたとのこと。こちらはバルセロナからメディカルスタッフがトリノ入りして実施されたと言われています。
なお、両選手ともに「メディカルチェックで問題が見つかった」との情報は出ていないため、交換トレードの成立に向けた障害はない状況です。そのため、移籍先のチームとの新契約に署名をしているはずであり、「残すは正式発表」という論調になっているのです。
発表のタイミングは「6月30日まで」になるでしょう。ユベントスは株式を上場している関係で、「株価に影響を与えること」は速やかに公表しなければならない責務を負っているからです。
選手が移籍するタイミングは不鮮明です。これは移籍が発表されると序列が変わるため、「選手のモチベーションが維持されるか」が焦点になるためです。
ルール的には「7月1日に新チームに加入すること」は可能です。ただ、イタリアもスペインも「2019/20 シーズンの新規登録は認めない」との姿勢を採っているため、公式戦での起用は不可です。
その代わりに「(過剰な負荷がない中で)新チームへの適応に向けた準備ができる」という恩恵もあるため、監督やフロント陣との関係が悪化している場合は「チャンピオンズリーグには出場しない」などの形で合流時期が流動的である可能性は否定できません。
交換トレードが金銭面以外でどのような内容で成立することになるのかに注目です。