『トゥット・スポルト』によりますと、母国アルゼンチンに滞在中のイグアイン選手がテベス選手がボカに復帰した時の移籍形態でリーベルに移籍する可能性があるとのことです。移籍金としては可能と言えるでしょう。
イグアイン選手の現行契約は2021年夏まで。ユベントスが会計上の穴を作らないためには「減価償却費の残額(= 1800万ユーロ」が必要となる状況です。
選手とクラブ側の双方が表向きは「契約を全うする」と言及していますが、それを真に受ける人は少数派でしょう。
そのため、パラティーチ CFO が『スカイ・イタリア』のインタビューで言及したトレード形式での移籍が噂に拍車をかける結果となっています。
理由としては「テベス選手の前例」があるからです。
- テベスのユベントス退団
- 2015年1月頃に退団の以降を選手が伝達
- 2014/15 シーズン後に “契約解除” の形で退団
- 『2』の引き換えでユベントスはボカの若手4選手の優先獲得権を取得
- 2017年4月に『3』の権利でベンタンクールを獲得
イグアイン放出が “前例” に習うなら、ユベントスは「リーベルに所属する有望株1800万ユーロ分」を確保することで放出に応じるでしょう。
ただ、ベンタンクール選手を獲得した際に「売却益の 50% をボカに分配する」というユベントスに不利な条項を入れてしまった反省もあるため、この点を修正した上で交渉をまとめることが必須です。
獲得候補として名前が出ているのはジュリアン・アルバレス選手(20, FW)。U-20 W杯のアルゼンチン代表に選出されていますから、獲得候補に入れて置く価値のある選手と言えるでしょう。
しかし、アルバレス選手だけでは金額的に不十分です。そのため、有望株選手1〜2 選手の追加か金銭の要求をする必要があります。
“落とし所” としては選手とクラブが納得できるものですから、交渉が具体化することになるのかに注目です。