『スカイ・イタリア』のよりますと、プレミアリーグのウェストハム・ユナイテッドがイグアイン選手の獲得に興味を示しているとのことです。FW 陣の獲得が急務なチームであるため、交渉次第では移籍が決まる可能性もあると言えるでしょう。
■ 主力の FW 陣が今夏で退団しているウェストハム
ウェストハムがイグアイン選手に興味を示している理由は FW 陣の退団で選手層が薄くなっているからでしょう。
- 退団済み
- マルコ・アルナウトビッチ(30): 28試合10得点4アシスト
- アンディ・キャロル(30): 12試合0得点
- ルーカル・ペレス(30): 15試合3得点
- 退団の噂あり
- ハビエル・エルナンデス(31): 25試合7得点3アシスト
得点源だったアルナウトビッチ選手が退団済みであるため、同等の得点力が期待できる FW の補強は急務です。そのため、「イグアイン選手にも(移籍に興味がないかを探るために)声をかけている」ことが実情と考えられます。
■ ユベントスとしては「3600万ユーロの減価償却」ができるなら、移籍形態は重要ではない
ユベントスにとっては「イグアイン選手の移籍先クラブ」は重要ではありません。重要なのは「残り2年で3600万ユーロの減価償却ができるか」です。
ウェストハムもプレミアリーグの放映権バブルによる恩恵を得ているクラブですから、資金を用意することは難しくないでしょう。ただ、イグアイン選手の他にも声をかけているはずですし、選手がハマーズへの加入をどう考えているかは不明です。
そのため、ユベントスのフロント陣が主導する形でイグアイン選手の処遇を決めることができるのかが鍵になるはずです。
クラブ間で合意に達しやすいのは「出場試合数を満たすと買取義務が発生する期限付き移籍」でしょう。「総額3600万ユーロで合意できるか」が交渉のポイントです。
選手は「ユベントスでロナウドやディバラと共存できる」と考えるとの報道もありますが、これはシステム的にほぼ不可能です。アッレグリ監督なら無理難題にも解決策を探してくれたでしょうが、システムを優先するサッリ監督では望み薄だからです。
ロナウド選手の獲得を主導した現フロント陣が選手層をどのようにスリム化するのかに注目です。