2024年3月の国際Ａマッチデーで U-21 イングランド代表から招集されたイリング選手が『4-3-3 の左 SB』として公式戦でプレーをし、結果を残していましたので紹介いたします。
ただ、対戦相手が U-21 ルクセンブルク代表だったことは差し引く必要があるでしょう。
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イリング選手は2024年3月の国際Ａマッチデーで『2025 UEFA U-21 欧州選手権』の出場が懸けてグループステージを戦っている U-21 イングランド代表から招集され、現地3月26日の U-21 ルクセンブルク代表戦に先発出場しました。
『4-3-3 の左 SB』として先発出場したイリング選手は先制点の起点となる相手選手へのプレッシングからボール奪取でチームに貢献。
その後は左足でチーム2点目を決め、左 CK からヘディングシュートを決めて2得点と大きくアピールしていました。イリング選手が自身の評価を高めたことは間違いないでしょう。
ただ、U-21 イングランド代表が対戦した相手との力関係を考えると差し引くべき部分もあります。
- 左利きのイリングは『左 WG』が主戦場
- 3-5-2 を採用中のユベントスでは『左 WB』としてプレー
- U-21ルクセンブルク代表の攻撃力は脅威になりにくい
- 4-3-3 がベースの U-21 イングランド代表は『左 SB の守備力』をそれほど必要としない力関係
「U-21 ルクセンブルク代表は U-21 イングランド代表に防戦一方となる可能性が極めて高いので『WB』の守備力があれば事足りる（であろう）」という力関係でした。
なので、イリング選手を『左 SB』として計算するのは現時点ではリスキー。実力差が拮抗した相手との対戦で『サイドバックとしての守備力』が懸念材料にならないかを見極める必要があると考えられるからです。
ユベントスが近い将来に「4バックへの変更」を考えているなら、イリング選手が『左 SB』としてのポテンシャルを示していることは朗報でしょう。イリング選手の成長をどのように促していくのかに注目です。
