『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によりますと、ユベントスで出場機会が限られているイリング選手にトッテナムなどのプレミア勢が関心を強めているとのことです。
イリング選手との現行契約は2025年夏まで。プレミア勢は “イングランド人選手” を必要とする『特殊事情』があるため、2024年1月での移籍は起こり得ると言えるでしょう。
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イギリス・ロンドン出身のイリング選手は2003年10月生まれの20歳。2020年夏にチェルシーの下部組織からユベントスに加入し、2025年夏までの契約を有する左利きの WG です。
ユベントスでは昨季(2022/23 シーズン)にトップチーム・デビューを果たしたものの、今季は12節を消化した時点で4試合112分の出場に留まっている状況です。
出場機会の少なさがトッテナムなどのプレミア勢からの関心を強める要因になっているのでしょう。
ちなみに、イリング選手を取り巻く状況を整理すると次のようになります。
- イリング選手
- 2024年夏の移籍市場までに「去就」を決める必要あり
- “U-21 イングランド代表” ではコンスタントに出場
- 左サイドのどこが適所なのかは模索中
- ユベントス
- 3-5-2 を採用中で週1試合ペース
- 左 WB ではコスティッチとカンビアーゾに次ぐ現状3番手
- 左 MF でラビオの牙城を崩すのはほぼ不可能
- プレミア勢
- 『イングランド人の出場時間比率』で「 “労働許可証の取得基準を満たさない選手” の獲得可能数」が上下動
“アンダー世代の代表チームでコンスタントに出場しているイングランド人選手” が「現所属チームで出場機会に恵まれていない」のですから、『イングランド人の出場時間比率』を高めたいプレミア勢がイリング選手に関心を寄せるのは当たり前です。
現状のままだとイリング選手を安価な移籍金で売却することになるため、起用方法を含めた何らかの動きがあるかが注目点になるでしょう。
招集メンバーに加えるだけでは選手は成長しないため、出場機会をどのように与えた上で実力や将来性をどう評価するのかに注目です。