『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によりますと、ユベントスのジュントリ FD がロンドンを訪問し、スーレ選手やイリング選手の移籍交渉を行ったとのことです。「買い手候補からの評価」を探ることが狙いと言えるでしょう。
ガゼッタ紙が移籍交渉を行ったとして名前を出している選手はイリング選手とスーレ選手の2人です。
- サムエル・イリング
- イギリス・ロンドン出身で2003年10月生まれの20歳
- U-21 イングランド代表の主力(左 WG)
- ユベントスとの契約は2025年夏まで
- 左 WB 争いでコスティッチやカンビアーゾに遅れを取る
- マティアス・スーレ
- 2003年4月生まれの20歳
- 右サイドを主戦場にする左利きの WG
- ユベントスとの契約は2026年夏まで
- 期限付き移籍先のフロジノーネで12試合6得点1アシストの活躍
トッテナムからの関心が寄せられているイリング選手は「移籍金の折り合いが付けば2024年1月の完全移籍」は起こり得るでしょう。
出場機会を確保することに苦労していますし、今季終了後に現行契約が残り1年になることを踏まえると「イリング選手の移籍に関する下交渉」が行われていても不思議ではないからです。
スーレ選手はイリング選手とは事情が異なります。ユベントスは『スーレ選手との契約延長』を希望しており、2024年1月の移籍市場で手放す考えはないでしょう。
ただし、プレミア勢が『札束攻勢』に出た場合は別です。
『ユベントスが納得できる移籍金』と『選手が移籍を熱望する高額年俸』が提示されるのであれば、『2024年1月の移籍市場でのスーレ選手の退団』を認めざるを得ません。資金的に太刀打ちできないからです。
それが現実に起きてしまうと「ユベントスの 2024/25 シーズン以降の編成プランに狂いが生じる」ため、「スーレ選手の獲得に “資金力のあるプレミア勢” がどのぐらい本気なのか」を探るための動きと見るべきでしょう。
ユベントスのクラブ事情は「2024年1月の移籍市場で放出可能なのはイリング選手」ですが、「キエーザ選手との契約延長交渉が拗れた場合はキエーザ選手を放出してイリング選手を残すべき」という流動的な状況であることも事実です。
クラブとしてのチーム編成をどの方向で進めるのかに注目です。