『トゥット・スポルト』によりますと、マンチェスター・ユナイテッドが2024年夏の移籍市場でブレメル選手の獲得に乗り出す可能性があるとのことです。
ジム・ラトクリフ卿が共同オーナーに正式就任しましたし、ユベントスは予想以上の赤字を計上しています。「昨夏よりは引き抜きが容易」と言わざるを得ないでしょう。
ブラジル出身のブレメル選手は1997年3月生まれの26歳。2022年夏にトリノからユベントスに移籍金4400万ユーロで加入し、昨年末に2028年夏まで契約を延長したブラジル代表の CB です。
ユベントスに加入した後も「期待を上回るパフォーマンスと成長」を示しており、今季終了後も資金力のあるビッグクラブからの引き抜きの噂が絶えないと思われます。
ブレメル選手の獲得に乗り出すと見られているのがジム・ラトクリフ卿が共同オーナーに正式就任したマンチェスター・ユナイテッド。理由は「現有 CB 陣の若返りが不可避」だからです。
- 2024年夏に現行契約が満了
- エヴァンス(36): 1988年1月生
- 2025年夏に現行契約が満了
- マグワイア(30): 1993年3月生
- ヴァラン(30): 1993年4月生
- リンデロフ(29): 1994年7月生
FFP による足枷があるとは言え、L・マルティネス選手を除く CB 陣全員が今夏の時点で30代。ブレメル選手の獲得に乗り出す可能性は十分にあります。
また、ユベントスは 2023/24 シーズン前期決算で9510万ユーロの赤字を計上。『前年同期の3倍超にも達する赤字額』を放置することは不可能であるため、ブレメル選手の売却に抵抗することは昨夏よりも困難な状況です。
そのため、“買い手が現れる中心選手” に対する移籍話が頻繁に報じられることは避けられないでしょう。
“チーム総年俸の圧縮が必要なユベントス” は『引き抜き』に対して『昇給』で抵抗することはできません。『CL 出場』は抵抗カードになりますが、『CL 出場権を持つビッグクラブからの引き抜き』には無力です。
インテルとの争奪戦を制する形でブレメル選手を獲得した経緯があるだけに、今夏の移籍市場でブレメル選手の下に『引き抜きのオファー』が訪れるのかにも注目です。