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公式発表: ユベントスがブレメルとの契約を2028年夏まで1年延長

 ユベントスは公式サイト上でブラジル代表の DF グレイソン・ブレメル選手との契約を1年延長し、2028年夏までの契約を締結したと発表いたしました。ビッグクラブからの引き抜き対策が主たる要因と推測されます。

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 ブラジル出身のブレメル選手は1997年3月生まれの26歳。2022年夏にトリノからユベントスに移籍金4100万ユーロで移籍し、2027年夏までの5年契約を締結していました。

 ユベントスがブレメル選手との契約延長を急いだのは「資金力のあるビッグクラブからの引き抜き対策」が理由です。

 ブレメル選手に支払われているのは「年俸+出来高で推定500万ユーロ」。披露しているパフォーマンスを考慮すると割安感を感じるプレミア勢も存在するでしょう。

 だから、ユベントスはブレメル選手との契約を延長することで簡単には引き抜けないようにしたい思惑があったのです。

 

 2028年夏までに契約を延長したブレメル選手は「推定年俸500万ユーロ+ボーナス」に昇給があったと予想されています。この原資は「契約延長による減価償却費の圧縮分」でしょう。

 ブレメル選手の残存簿価は2023年6月30日時点で約3600万ユーロ。年間の減価償却費は900万ユーロでした。

 1年契約を延長したことで3600万ユーロの残存簿価を「4年」ではなく「5年」で償却することになるため、年間の減価償却費は720万ユーロになります。この浮いた200万ユーロ弱をブレメル選手への報酬に転換したと考えられるからです。

 

 『今季終了時点で現行契約が残り4年となる新契約』を締結したブレメル選手ですが、引き抜きの可能性を排除した契約とは言い切れないことがユベントス側にとっては懸念材料でしょう。

 ただ、最終ラインで欠かせない戦力であるブレメル選手を簡単には引き抜けなくする新契約を締結できたことは朗報です。ブレメル選手が1試合でも多くユベントスの最終ラインで躍動し続けてくれることに期待です。