『トゥット・スポルト』によりますと、ユベントスもローマに所属するクリス・スモーリング選手の獲得に興味を示しているとのことです。現行契約は今季までであり、フリーで獲得できることが争奪戦の要因と言えるでしょう。
スモーリング選手は1989年11月生まれの33歳。2019年夏にマンチェスター・ユナイテッドからローマに期限付き移籍し、翌2020年夏に完全移籍となった CB です。
今季はローマでヨーロッパリーグを含む公式戦の全試合に出場しており、タフさが持ち味の選手と言えるでしょう。
スモーリング選手とローマの現行契約は2023年夏まで。今季終了後にはフリーで獲得できるため、インテルやユベントスが獲得に興味を示す状況となっています。
インテルはシュクリニアル選手との契約延長が妥結しなければ、即戦力の CB が必要となります。これがスモーリング選手に関心を抱かせている最大の理由でしょう。
ユベントスは「長期的に信頼できる CB が現時点ではブレメル選手だけ」という状況が理由です。
ガッティ選手は途上中の段階。ボヌッチ、ルガーニ、ダニーロの3選手は「2023年夏の時点で現行契約が残り1年」と契約面での問題を抱えているからです。
したがって、2年ほどはトップコンディションでのプレーが期待できるスモーリング選手を “フリーで” 獲得できる可能性があるのであれば興味を示すことは自然なことと言えるでしょう。
ただ、スモーリング選手が「イングランド復帰」を望めば、契約延長を打診するであろうローマを含めてイタリア勢はノーチャンスです。
ユベントスは来夏の移籍市場では「CB の補強」が不可避な状況となっているだけにどのように立ち回るのかに注目です。