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ケーンのアトレティコ・マドリードへの期限付き移籍はメディカルチェック不合格で破談

 スカイ・イタリア』によりますと、アトレティコ・マドリードへの期限付き移籍が目前に迫っていたケーン選手はメディカルチェックに合格できず、移籍が破談になったとのことです。

 補強戦略の目論見が崩れることになるため、ユベントスは移籍市場での動きを見直す必要性が生じています。

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 ケーン選手は「特待を受けているヴラホヴィッチ選手とキエーザ選手に阻まれて出場機会が限定的」で、“主力2トップの控えを託せる即戦力の CF” を求めるアトレティコと利害が一致していました。

 登録枠の制限があるアトレティコは1月29日にソユンジュ選手がフェネルバフチェに期限付き移籍。

表: 移籍市場でのアトレティコの動き(2024年1月)
放出 日付 加入
DF: J・ガラン
【29歳、to R・ソシエダ】
1/24 GK: モルドヴァン
【26歳、from R・ブカレスト】
GK: グルビッチ
【28歳、to シェフィールド】
1/26 MF: フェルメーレン
【18歳、from R・アントワープ】
DF: ソユンジュ
【27歳、to フェネルバフチェ
1/29

 残すは「ケーン選手がメディカルチェックをパスすること」だったのですが、「脛骨を痛めて離脱中のケーン選手の復帰が1ヶ月弱ほど先になる」との診断が下ったことで移籍交渉が破談してしまいます。

 アトレティコ側が「ケーン選手の年俸を全額負担する」との条件でクラブ間合意に達していましたし、適応に要する時間を考えると移籍が破談となるのは止むを得ないことでしょう。

 

 ちなみに、当のケーン選手はイタリア・トリノに戻ってきた姿がキャッチされています。

 一部メディアからは「イタリア国内への期限付き移籍の可能性は残されている」との見立ても出ていますが、実現する可能性は低いでしょう。

 “ケーン選手の年俸を負担できる資金的な余裕のあるクラブ” は「CF の補強を今冬に必要としていない」ですし、メディカルチェックで問題が発覚したケーン選手を「即戦力」として計算するのは難しいからです。

 

 ユベントスとしては「十分な出場機会を与えらていないケーン選手との契約が残り1年になる」という『悪い方』に転がりつつある状況です。

 ただ、昨夏の移籍市場ではクラブが放出に “失敗した” マッケニー選手やコスティッチ選手が戦力になっており、結果に対する評価が覆る可能性は現実的に残されています。最終的な評価がどうなるのかなど今後の展開に注目です。