キエーザ、コンディション・戦術面だけではなく契約延長問題も尾を引くとガゼッタ紙に報じられる

『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が「キエーザ選手が出場機会を思うように得られていない背景には契約延長問題がある」と指摘する記事を掲載しています。

キエーザ選手とユベントスの現行契約は2025年夏まで。『他の WG 陣との年俸バランス』が取れていないことがキエーザ選手が逆風にさらされる大きな理由だと言えるでしょう。

ユベントスが保有権を有する WG の推定年俸と減価償却費は以下のとおりです。

ユベントスの若手 WG 陣は「両サイドに右利きと左利きの WG が1人ずついるバランスの取れた編成」です。

しかも、『該当の若手4選手の合計年俸』はキエーザ選手の推定年俸よりも下。『年間の減価償却費』も半分以下の水準です。これらの点が「キエーザ選手の契約延長交渉に影響すること」は避けられません。

2025年夏で現行契約が満了するキエーザ選手は（代理人のラマダニ氏が）「昇給を交換条件にした契約延長」で交渉中です。ただ、ユベントスはキエーザ選手側の要望を簡単に飲むことはできません。

スーレ選手やユルディズ選手の代理人から「新契約へのサインは『キエーザとの新規契約の内容』を確認した後」と “既に” 通告されていると思われるからです。

ユルディズ選手は “今なら” 年俸3倍増の推定100万ユーロで契約延長に合意する可能性はあるでしょう。しかし、それをするメリットが選手側には現時点では存在しません。

『キエーザ選手とユベントスの新規契約の内容』を確認した上で “今季終了後に” 「年俸10倍増の推定300万ユーロ」を要求した方が（ここまでのパフォーマンスや貢献度を考えても）良い契約条件を引き出せるからです。

キエーザ選手の代理人であるラマダニ氏は「ユベントスは2025年夏以降もキエーザをチームに残すために奔走する」との見立てをしているから強気の姿勢を崩していないのです。

費用対効果でマイナスを生み出している現在のキエーザ選手をどこまで許容し、どの選手を売却することでマイナス分の補填を行うのかに注目です。

NO JUVE, NO LIFE!!