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スカイ・イタリア、モラタ再々加入説でユベントスの駆け込み補強を煽る

 スカイ・イタリア』が「今夏の移籍市場でケーン選手がチームを離れた場合にユベントスはアトレティコ・マドリードに所属するモラタ選手の獲得に向けて動いている」と報じています。

 今夏の移籍市場でモラタ選手の獲得が必要となる状況が起きる可能性はゼロ同然であるため、駆け込み補強に向けた煽り記事と見なすべきでしょう。

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 まず、ユベントスが 3-5-2 または 3-5-1-1 で FW として起用可能な選手一覧は下表のとおりです。

表:FW として起用可能なユベントスの選手
選手名 年齢 年俸
(推定)
3-5-2 3-5-1-1
FW CF ST
ヴラホヴィッチ 23 €7m
キエーザ 25 €5m
ミリク 29 €3.5m
ケーン 23 €3m
ポグバ 30 €8m
スーレ 20 -
ユルディズ 18 -
カイオ・ジョルジ 21 -

 最前線の FW を本職とするトップチームの FW 陣だけで4選手。トップ下のポジションが存在する 3-5-1-1 だと前線で起用できる選手は “さらに4選手” が加わるため、「FW の選手数を減らしたい状況」にあります。

 この状況でケーン選手が退団したとしても、モラタ選手の獲得に動くことは得策とは言えないでしょう。戦力を最大化するための出場時間を与えることは困難だからです。

 

 ちなみに、イタリアの一部メディアが『モラタ選手の3度目となるユベントス加入説』を煽るようになった理由は以下です。

  1. プレミアリーグのフラムがミトロヴィッチを推定5000万ユーロでアル・ヒラルに売却
  2. フラムはミトロヴィッチの売却益でケーンを獲得
  3. FW 陣に空きが生じたユベントスはアッレグリ監督が評価するモラタを獲得

 そもそもフラムとユベントスは「ケーン選手の移籍金」で折り合いが付くことはないでしょう。

 ユベントスは「今夏にエヴァートンから完全移籍に切り替わった際の移籍金(= 3000万ユーロ)」を要求するでしょうし、この要求額はフラムにとって “割高” です。

 サパタ選手(アタランタ)やベト選手(ウディネーゼ)の方がより安価な移籍金で確保できる可能性があるため、ケーン選手の名前が獲得リストにあったとしても早い段階で獲得候補から外れているはずだからです。

 

 それにユベントスがモラタ選手を再々獲得するなら2024年夏の移籍市場でしょう。キエーザ選手の代理人が不穏な動きを見せていますし、ユベントスがポゼッション型に変貌しているなら再復帰は戦術的にも合理的だからです。

 スカッドのスリム化を進めたいユベントスのフロント陣が移籍市場の最終盤でどのような動きを見せるのかに注目です。