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【移籍のウワサ】 今夏の移籍市場で獲得を狙う FW にケーンも浮上?

 ガゼッタ・デッロ・スポルト』によりますとユベントスが今夏の移籍市場で獲得を狙う FW として出戻りとなるケーン選手の名前も浮上しているとのことです。人件費削減の狙いも含まれていると言えるでしょう。

画像:PSGで存在感を発揮しているケーン
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 ユベントスは『クラブの拡大戦略』が「コロナ禍で赤字がより拡大する」という問題に直面してしまったため、今夏の移籍市場で “ある程度” のコスト削減は不可避です。

 コストの大部分は人件費(= 選手に支払う年俸)で占められ、FW 陣は基本的に高給取りです。背に腹は変えられませんから、何らかの動きがあっても不思議ではないでしょう。

 

 ケーン選手の名前が出る理由は「クラブ内育成選手」であることと「モラタ選手の獲得費よりも安価」の2点に尽きます。

 モラタ選手はユベントスで『本来の価値』を証明していますが、アトレティコから保有権を完全に獲得するには総額で5500万ユーロを必要とします。ガゼッタ紙が候補として名前を出すケーン、ミリク、アグエロの移籍金が安価ならそちらが優先される可能性はあるでしょう。

 ただ、ケーン選手の場合は状況が複雑です。ユベントスを離れた理由が「サッリの下では出場機会が期待できない」というもので「今季は PSG で存在感を発揮」しています。

 ケーン選手の保有権を持つエバートンは「売却するなら高値が望ましい」と考えるでしょうし、PSG (のレオナルド SD)は「ケーン選手の保有権を欲しい」と完全移籍に前向きです。

 選手の意向次第ではあるものの、ケーン選手の復帰は『PSG とのマネーゲーム』を制することが前提になる可能性があるのです。そのため、候補として名前が上がったとしても実現するかは疑問符が付く状況でしょう。

 

 ユベントスはフロント陣の立場が危うくなっているため、獲得候補への評価が変わることはあり得ます。

 ただ、誰が編成責任者でも「人件費の削減」は必須の状況ですし、「CF やセカンドトップとして起用される FW の軸を作ること」は不可避でしょう。どのような判断が下されるのかに注目です。