『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によりますと、ユベントスとキエーザ選手の代理人を務めるラマダニ氏が会談の場を設けたとのことです。2025年夏で満了する現行契約の延長交渉に向けた “下交渉” と言えるでしょう。
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キエーザ選手は1997年10月生まれの26歳。2020年夏にフィオレンティーナからユベントスに加入し、2025年夏までの所属契約を有するイタリア代表の WG です。
現状では今季終了後の2024年夏にキエーザ選手は「去就問題に直面」することになります。
EURO 2024 が控えている夏に去就問題が直面することはクラブと選手の双方にとって不利益の方が大きくなるため、両者間での交渉が冬前に始まるのは自然なことと言えるでしょう。
ただ、交渉がスムーズに進む見込みが少ないことは事実です。
- キエーザ選手側:
- 選手は『モダン・フットボール』を希望
- 代理人は「昇給+長期契約」を希望
- ユベントスのスタンス:
- 基本年俸(推定500万ユーロ)は現状維持
- インセンティブ面は交渉の余地あり
- ラビオを上回る待遇を求めるなら売却止むなし
ユベントスは “選手に年俸として還元するだけの収益” を確保しているのではないため、選手側は「提示条件を飲む」か「新天地に移籍する」かのどちらかを選択せざるを得ない状況です。
ラビオ選手のように「(去就の結論は)1年先送り」を選択したとしても、クラブ経営の根本的な部分が劇的に改善することはないでしょう。
それだけに今回は敏腕代理人の出番は少ないと思われます。
プレーだけでなくマーケティングの面でのキエーザ選手は重要な存在です。ただ、クラブ経営を危険にさらす年俸を提示することはできないため、その内容に沿った条件提示を選手側がどう評価するかでしょう。
事前の下交渉で両者がどのぐらい隔たりを埋めることができたのか等の続報に注目です。