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新監督が決まらないユベントス、キエーザの去就が宙に浮き始める

 トゥット・スポルト』によりますと、ユベントスでの去就が不透明になっているキエーザ選手にローマが関心を示しているとのことです。移籍の実現には資金的な問題が大きく横たわっていますが、ユベントス側での動きがないことが背景にはあると思われます。

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 ユベントスの新監督として噂されているチアゴ・モッタ監督が就任した場合、現有戦力は 2-7-2 で下表のように “最初は” 割り当てられることになるでしょう。

表1:チアゴ・モッタの 2-7-2
左サイド
【2枠】
中央
【7枠】
右サイド
【2枠】

(1)
キエーザ 🇮🇹
ユルディズ 🇹🇷
イリング 🏴󠁧󠁢󠁥󠁮󠁧󠁿
コスティッチ 🇷🇸
FW
MF
DF

(1)
貸:スーレ 🇦🇷
T・ウェア 🇺🇸

(1)
カンビアーゾ 🇮🇹
(1)
CB: ダニーロ 🇧🇷
デ・シリオ 🇮🇹
貸:バルビエリ 🇮🇹
X GK X

 『プロテクト枠』に入るのはカンビアーゾ選手とユルディズ選手。

 カンビアーゾ選手は「チアゴ・モッタ監督が率いるボローニャで左 SB として頭角を現した選手」であり、ユルディズ選手は「シーズンを通して活躍すれば評価がさらに上乗せされる選手」だからです。

 したがって、この2選手が今夏の移籍市場で売却される可能性はほぼゼロと言えるでしょう。

 

 その一方で “カンビアーゾ選手とユルディズ選手を除くサイドを本職とする選手” は「どの選手が『キープ枠』でどの選手が『売却希望枠』なのかさえ分からない状況」です。

 だから、どの選手にも「獲得に興味を示しているクラブがある」との “飛ばし記事” が出ているのです。

 キエーザ選手を取り巻く状況に注目すると、ユベントスから得ている推定年俸が500万ユーロ。

 ユベントスでの費用対効果は見合っておらず、『ユベントス基準での高額年俸に基づく現行契約』を引き継ぐことが資金的に可能なイタリアのクラブは見当たらない情勢です。

 そのため、キエーザ選手の代理人が「選手の希望条件に沿うイタリア国内での移籍先を模索している」ことを根拠に移籍報道が出る流れになったものと思われます。

 

 ユベントスが4バックを主体で戦う監督を招聘した場合、サイドバックが手薄であることは誰の目にも明らかです。その一方でキエーザ選手が本職とする『左サイドの攻撃的なポジション』は飽和しているため、「選手の放出(またはコンバート)」が不可避となるでしょう。

 選手層のバランスをどのように保つことになるのかに注目です。