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ユベントス、2025年夏までの契約を持つケーンとの契約延長に近づく?

 移籍報道を取り扱うニコロ・スキーラ記者によりますと、2025年夏までの契約を有するケーン選手がユベントスとの契約延長に近づいているとのことです。

 ユベントスの FW 陣は現行契約が2026年夏まで。一部の主力選手は2028年夏までの契約を締結しているため、どの選手が長期契約でプロジェクトの中心に据えられるかが注目点と言えるでしょう。

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 ケーン選手は2000年2月生まれの23歳。ユベントスの下部組織出身ですが、2019年夏にエヴァートンに完全移籍。2年後の2021年夏に買取義務が付随した期限付き移籍で復帰した経緯があります。

 ケーン選手とユベントスの現行契約は2025年夏まで。ユルディズ選手を除き、他の FW 陣も2026年夏までの契約が最長となっています。

表1: ユベントス FW 陣の推定年俸と減価償却費
23/24 24/25 25/26
ミリク
('94年2月生・29歳)
年俸 €3.5m €3.5m €3.5m
償却費 €2.6m €2.6m €2.6m
キエーザ
('97年10月生・26歳)
年俸 €5m €5m
償却費 €13.8m €13.8m
ヴラホヴィッチ
('00年1月生・23歳)
年俸 €7m €7m + €7m +
償却費 €18.9m €18.9m €18.9m
ケーン
('00年2月生・23歳)
年俸 €3m €3m
償却費 €9.6m €9.6m
K・ジョルジ
('02年1月生・21歳)
年俸 -
償却費 €1.4m €1.4m €1.4m

 ユベントスではブレメル、ガッティ、ロカテッリ、ファジョーリの4選手が「2028年夏までの契約」を保持。いずれの選手も DF か MF です。

 したがって、注目点は「ケーン選手との契約延長期間」と言えるでしょう。

 

 今後の展開として考えられるのは以下の3つのシナリオです。

  1. 契約延長交渉が不調に終わる
    • 2025年夏にフリーで退団
    • 2024年夏に現金化を試みなければならない
      • FW 陣に余剰人員を抱えているので高値は期待しづらい
  2. 2026年夏まで契約を1年延長
    • 問題を1年先送りにする選択肢
    • 減価償却費の圧縮はできる
  3. 2027年夏以降まで契約を2年以上延長
    • 「プロジェクトの中心選手の1人」に指名したことを意味

 クラブはキエーザ選手をプッシュしていますが、“ケーン選手を含む2000年以降に生まれた FW 陣” の方が成長の足跡を残していますし、現状のキエーザ選手は費用対効果が見合っていない現実があります。

 また、新たな胸スポンサーを獲得する必要が濃厚であることから、イタリアやサッカー以外での分野におけるマーケティング能力も加味した判断が迫られることにもなるでしょう。

 

 ユベントスのトップチームに在籍する FW の中でどの選手が2026年夏以降もチームに在籍する契約を締結するのかに注目です。