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ラビオがガリアルディーニに「試合終了の笛が吹かれるまでは何だって起こり得る」と名指しで批判

 後半アディショナルタイムに両チームが1点ずつを取り合った 2023/24 セリエA第14節モンツァ対ユベントス戦ですが、試合後にインスタグラムのストーリーズでラビオ選手とガリアルディーニ選手が “延長戦” を展開しています。

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発端はガリアルディーニの挑発

 事の発端となったのは「ガリアルディーニ選手の挑発」でしょう。V・カルボーニ選手が決めた同点ゴールは「ラビオ選手のポジショニングミス」が地味に響いていたからです。

  • V・カルボーニによる『縦へのドリブル』はケーンが寸断
  • モンツァはエリア内に3選手
    • ユベントスは CB の3人とマッケニー選手で全員の監視が可能
    • ボールの後方にミリクを除くユベントスの10選手
  • 『右サイドへの展開』はコスティッチが監視中

 ユベントス側のミスは「中盤のダニーロ選手とラビオ選手がペナルティーエリア内にまで下がってしまったこと」です。

 その結果、中に絞ったV・カルボーニ選手がゴール方向にボールを供給した際に立ちはだかる “障害物” との距離が発生。『ガッティ選手の後方』に質の高いクロスを供給することが可能になってしまいました。

 これを “中盤 MF を本職” とするガリアルディーニ選手が揶揄ったのでしょう。モンツァ戦で引き分けてしまうと、今節でのユベントスの首位浮上は潰えるからです。

 

不味い対応としたラビオとガッティが倍返し

 ところが、運命の女神が気まぐれを起こします。

  1. パワープレーでガッティが最前線に進出
    • モンツァはマッチアップしていたモタがマークで付いて行く
  2. 左サイド担当のラビオが右に回ってマッケニーにボールを預け、自身はガリアルディーニとペッシーナの間をスピードで突破
  3. 後手に回ったガリアルディーニがモタに「ラビオのチェック」を指示
  4. モタはファール覚悟のフィジカルコンタクトで潰そうするも入れ替わりを許す
  5. ラビオのクロスを “ガッティが” 押し込んでユベントスが勝ち越し

 “同点弾を許すことに関与した選手” は決勝点の奪取に直接的な貢献をして汚名返上に成功し、“同点弾の奪取に貢献した選手” は決勝点を許すことに(自身のベストを尽くすも)関係する『皮肉な状況』になってしまったからです。

 ここで無様なのが「何もできなかったガリアルディーニ選手」です。

 “挑発した相手選手” に置き去りにされ、その選手に決勝点のアシストを決められてしまったのです。「試合が終了するまでは何だって起こり得る」と相手から SNS 上で諭される屈辱を味わうことは致し方ないでしょう。

 

 余談ですが、V・カルボーニ選手がクロスを入れようとする瞬間にブレメル選手とA・サンドロ選手は『自分がマークする選手とボールホルダーを同時に視野に捉えるポジショニング』をしていますが、ガッティ選手は『ボールホルダーしか見えていないポジショニング』になっています。

 ここも改善しないと同じ形で失点を許すことになるでしょう。チームや個人の課題を1つずつ確実に潰していくことができるのかに注目です。