『スカイ・イタリア』などによりますと、ファジョーリ選手が “違法な” オンライン・ベッティングサイトを利用した疑いでトリノ地検および FIGC 検察の取り調べを受けたとのことです。
現時点で公表されている情報が少なすぎるため、続報を待つ必要があるでしょう。
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2023年10月12日時点で判明しているのは「ファジョーリ選手が “当局の承認を得ていないベッティングサイト” を使用していた疑いで当局から事情聴取された」までです。
トリノ地検が「ファジョーリ選手に事情を聞いた」との報道内容を認めており、ここまでは確定情報です。
ただ、ファジョーリ選手が「当局の承認を得ていないベッティングサイトで何をしていたのか」に関する情報はありません。したがって、続報を待たなければならないでしょう。
状況としては「トリノ地検による一般司法」と「FIGC 検察によるスポーツ司法」の2系統で捜査が進行中です。
- 一般司法:
- イタリアでは賭博(=スポーツ・ベッティング)が合法
- 当局が承認したプラットフォームを使用すること
- アスリートは自身の分野を賭けの対象にするのは禁止
- 『胴元』と『参加者』で罰則が異なる
- 『参加者』なら罰金か司法取引がメイン
- イタリアでは賭博(=スポーツ・ベッティング)が合法
- スポーツ司法:
- FIGC は登録選手に「FIGC, UEFA, FIFA 主催試合への賭け」を禁止
- 規定に違反した場合の罰則は「罰金」から「3年間の資格停止」まで幅がある
判決については『スポーツ司法』の方が先に出るでしょう。
「FIGC の検察は8月30日にファジョーリ選手の弁護士からの報告を受けて9月初旬から調査を始めた」と報じられており、調査は60日以内と定められているからです。
ユベントスに要求されるのは「ファジョーリ選手にギャンブル依存症の疑いがあると見なされた場合のケア体制の確立」でしょう。オンライン・ベッティング企業をスポンサーに付けているため、依存症への見て見ぬ振りは好ましくないからです。
ファジョーリ選手の件がどのような展開となるのかの続報に注目です。