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ファジョーリ、FIGC から12ヶ月の出場停止処分(ただし5ヶ月分は代替措置による減免可)を受ける

 イタリア・サッカー連盟は公式サイト上で無認可ベッティングサイトの利用を認めたファジョーリ選手に対する処分を発表いたしました。実質的に「7ヶ月の資格停止処分」が科される形となっています。

 具体的な処分の内容は以下のとおりです。

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  1. FIGC は選手ニコロ・ファジョーリと司法取引で合意し、『12ヶ月の資格停止処分』を科す
  2. ただし、『5ヶ月分の資格停止』は下記項目の実施と引き換えに減免する
    • 最低6ヶ月の依存症治療プログラムへの参加
    • アマスポーツ協会、連盟センター、依存症回復センターなどが今後5ヶ月以内に開催する講演に少なくとも10回の参加
    • FIGC が提案する適応プログラムに従うこと

 ファジョーリ選手が減免事項を遵守した場合、出場停止処分は7ヶ月後の2024年5月17日(木)に解除されることになります。

 2023/24 シーズンのセリエAは5月19日(土)と20日(日)の週末に第37節が行われ、翌週の26日(土)と27日(日)の週末に最終節・第38節が行われる予定です。

 ユベントスの戦力面に関しては「 “禊を済ませたファジョーリ選手” がアリアンツ・スタジアムで行われる第38節モンツァ戦で復帰できるか」が注目点になるでしょう。

 

 ファジョーリ選手自身については「依存状態からの脱却」が求められていることは言うまでもありません。

 依存状態に陥ったままだと、復帰することができたとしても選手キャリアを自ら潰してしまうリスクと隣り合わせのままだからです。それだけに「出場停止期間中に自らの選手キャリアを再構築するための土台作りができるか」が鍵になります。

 そのために FIGC は『セラピーの受診』などを司法取引の条件として提示しているのであり、“依存状態から立ち直ったロールモデル” になることがユベントスを含めた各所からファジョーリ選手に期待されているのです。

 

 いずれはファジョーリ選手による謝罪会見の場が設けられると思われますが、それはトリノ地検による捜査が一定の目処が付いてからになるでしょう。まずはファジョーリ選手が再起に向けた道を着実に歩んでくれることに期待です。