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イタリアサッカー連盟、スイスおよびイギリス国籍を保有する選手は『EU域内選手』と見なす規則変更を発表

 イタリア・サッカー連盟(FIGC)は公式サイト上で「スイス国籍およびイギリス国籍を保有する選手を『EU 域内選手』として 2023/24 シーズンから扱う」との規則変更を発表いたしました。

 “特定のクラブ” は今夏の移籍市場で恩恵を受けることになるでしょう。

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 “自国の若手有望株が外国人選手に出場機会を制限される状況” となっては本末転倒であるため、どの国でも『外国人枠』を設けています。

 イタリアでは「セリエAの各クラブが1シーズンに獲得できる “EU 市民権を持たない選手” をイタリア国外から獲得できるのは2人まで」に制限することが『外国人枠』となっています。

 これまでは “ブラジルやアルゼンチンなど南米の若手有望株” を獲得する際に『外国人枠』を使っていたのですが、イギリスが EU から離脱したことで「イングランド人選手」も『外国人枠』を使わなければ獲得できなくなってしまいました。

 この現実がセリエAにとってはネックだったのでしょう。

 

 ユベントスは今夏の規則変更による恩恵は限定的です。スイス国籍やイギリス国籍の選手は獲得候補になっていないからです。

 また、FIGC が「イギリス国籍保有者も EU 市民」と解釈を変更したところで FIFA の認識は「イギリスは EU 域外」のままであり、第2のイリング選手(=16歳や17歳のイングランド人選手)を獲得することはできません。

 したがって、ユベントスが規則変更による恩恵を享受するのは早くても来夏以降になると思われます。

 

 規則変更が各クラブの補強戦略にどのような影響を与えるのかに注目です。