NO JUVE, NO LIFE!!

- FINO ALLA FINE - ユベントス関係のニュース記事を扱うサイト

公式発表: ユベントスからエンポリに期限付き移籍中だったラノッキアがセリエBのパレルモに完全移籍

 ユベントスは公式サイト上でセリエAのエンポリに期限付き移籍をしていたフィリッポ・ラノッキア選手の登録権をセリエBのパレルモに売却したと発表いたしました。中盤 MF 陣の人員整理が行われたことになります。

PR

 

 ラノッキア選手は2001年5月生まれの22歳。2019年1月にユベントスがペルージャから保有権を獲得し、同年夏にプリマヴェーラに加入。2021年夏までBチーム(= Next Gen)でプレーしていました。

 ただ、セリエAで出場機会を得ることに苦戦。昨シーズン(2022/23 シーズン)のモンツァでは14試合525分、今シーズンのエンポリでは前半戦のみで9試合477分の出場機会に留まっていました。

 このことが “シティ・フットボールグループの一員でセリエA昇格を狙うパレルモ” への完全移籍を決断させたのでしょう。

 パレルモには今季のラ・リーガ(スペイン)で旋風を巻き起こしているジローナになれるだけの『経営的ポテンシャル』はあるからです。

 

 一方のユベントスは「2000年以降に生まれた若手有望株の中盤 MF が余剰戦力になるのは時間の問題」であったため、今後 1〜2 年での売却は不可避な状況にありました。

表: ユベントスが保有する中盤 MF 陣の若手有望株(2023年夏時点)
選手名 国籍 育成 現行契約
'98年生
(25歳)
ロカテッリ ITA FIGC '26年夏
→ '28年夏
'00年生
(23歳)
ニコルッシ ITA JUV '26年夏
'01年生
(22歳)
ファジョーリ ITA JUV '26年夏
ラノッキア ITA FIGC '26年夏
バッレネチェア ARG - '26年夏
ロヴェッラ ITA FIGC '26年夏
'03年生
(20歳)
ミレッティ ITA JUV '26年夏
→ '27年夏
'04年生 ハサ ITA JUV '24年夏
'05年生 ノンジェ BEL JUV '26年夏

 “2000年生まれのニコルッシ選手” から “2003年生まれのミレッティ選手” まで『若手有望株』と見なされる年齢層に「中盤 MF が6選手もいる」からです。

 しかも、その内の3選手はセリエAよりも認定条件が厳しい “UEFA 基準での” ユベントスのクラブ内育成選手。また、Bチームにはクラブ内育成選手の資格を満たすハサ選手やノンジェ選手が控えていたのです。

 「チーム内競争による新陳代謝で若手有望株の保有権が売却されること」は受忍する必要がありますし、今後は「こうした出来事は MF 以外のポジションでも起こり得る」と割り切らなければならないでしょう。

 

 パレルモに新天地を求めることとなったラノッキア選手が素晴らしい選手キャリアを描いてくれることに期待です。