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スアレスのカンニング問題、あちこちに “飛び火” して混迷が深まる

 ユベントスが獲得を狙っていたスアレス選手がイタリア国籍を取得する際に受けた語学試験でカンニングが発覚しました。そのスキャンダルが様々な箇所に飛び火し、混迷が深まる事態となっています。騒動はしばらく続くことになるでしょう。

画像:不正問題を報じるガゼッタ・デッロ・スポルト
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 ユベントスは今夏にスアレス選手の獲得を狙っていたのですが、「EU 国籍を持たない選手」をイタリア国外から獲得することができる上限数に達していたため、スアレス選手を獲得したくてもできない状況でした。

 ただ、スアレス選手の妻はイタリアにルーツを持つため、スアレス選手は語学試験に合格すれば国籍取得が可能な立場です。だから、イタリア・ペルージャに渡って語学試験を受けたのでしょう。

 

 ところが、受験したペルージャ外国語大学が “黒” でした。と言うのは「今年2月から当局が不正を捜査していた」からです。

 発覚した不正は「点数を水増しして本来なら『不合格』の受験者を『合格』にする」というものです。語学試験はペルージャ外国語大学以外ででも行われている訳ですから、やけに出来の悪い合格者が出ている試験会場は “評判” になります。

 ブローカーは「国籍取得に必要な語学試験を確実に合格する方法がある」と持ちかけて暗躍するでしょうし、当局は内偵に動くでしょう。そこにスアレス選手という超有名人が(知ってか知らずか)受験に訪れたため騒動が大きくなったのです。

 

 本件でサッカー界への “飛び火” としては「誰が選手にペルージャでの受験を勧めたか」です。ユベントスは『イタリア国籍を持つルイス・スアレス』による恩恵が最も大きいのですから、疑われるのは避けようがありません。

 顧問弁護士とパラティーチ CFO の暗躍が疑われていますし、FIGC (イタリア・サッカー連盟)は連盟検察官を動かして捜査に乗り出しています。したがって、年内はゴタゴタ劇が続くことになるでしょう。今後の行方に注目です。