『トゥット・スポルト』などによりますと、イタリア五輪委員会(CONI)のスポーツ保証委員会が差し戻しを命じたユベントスのキャピタルゲインゲート問題は5月22日にイタリア・サッカー連盟(FIGC)の控訴裁判所で審査されるとのことです。
CONI のスポーツ保証委員会は「ユベントスの勝点15剥奪処分への不服申し立て」を支持。処分判決を下した FIGC の控訴裁判所に案件を差し戻し、2023年4月20日付で再審を命じました。
5月8日に差し戻しを決定した判決理由が開示。これを受け、2週間後の2023年5月22日(月)までに FIGC の控訴裁判所で再審が開かれる運びとなりました。
ミッドウィーク | 週末 | ||
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日付 | 対戦相手 | 日付 | 対戦相手 |
5/3 (水) |
H:レッチェ 【セリエA第33節】 |
5/7 (日) |
A:アタランタ 【セリエA第34節】 |
5/11 (木) |
H:セビージャ 【UEFA EL 準決勝】 |
5/14 (日) |
H:クレモネーゼ 【セリエA第35節】 |
5/18 (木) |
A:セビージャ 【UEFA EL 準決勝】 |
5/22 (月) |
A:エンポリ 【セリエA第36節】 |
5/28 | H:ミラン 【セリエA第37節】 |
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5/31 (水) |
【UEFA EL 決勝】 | 6/4 | A:ウディネーゼ 【セリエA第38節】 |
UEFA ヨーロッパリーグ準決勝のセカンドレグが行われるのは現地5月18日です。“ピッチ外での出来事” に惑わされず、「決勝進出という結果を残すこと」がチームには期待されます。
ユベントスにチームとして要求されているのは「ピッチ上の成績でチャンピオンズリーグ出場権を獲得しておくこと」です。
UEFA が大会出場権を剥奪する形であれ、FIGC がセリエAでの獲得勝点を剥奪する形であれ、『機構側が手を汚すことになる構図(=返り血を浴びる可能性がある状況)』が一定の抑止力になるからです。
チームがピッチ上で優れたプレー内容や結果を示すことは選手や監督にとって損にはなりません。“選手や監督は” 高評価を得られることが理由です。
「チームがピッチ上で得た結果を【反映】させるのはクラブの責任」と割り切れるかが鍵でしょう。まずは FIGC の検察側がどのような求刑をするのかが注目点になると思われます。