『イタリア版の Goal.com』によりますと、バイエルン・ミュンヘンがシュチェスニー選手の獲得に関心を示しているとのことです。期限付き移籍であれば交渉が妥結する可能性はあると言えるでしょう。
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「バイエルンがシュチェスニー選手に関心を示している」との噂が出た理由は GK 陣が以下の事情を抱えているからでしょう。
- ノイアー(37)
- 下腿部を骨折し、復帰が当初の予定より遅れる
- 2023/24 シーズン中には復帰するはず
- ゾマー(34)
- 2025年夏までの契約
- インテルが正 GK として獲得を狙う
バイエルンはノイアー選手に正 GK として君臨して欲しいのですが、怪我からの復帰が当初の予定よりも遅れている状況です。
代替 GK として実力者のゾマー選手がいるものの、インテルが「正 GK オナナ選手の後任」として接近。バイエルンは「2023/24 シーズンを任せられる即戦力 GK」が必要になる可能性があります。
これがシュチェスニー選手の名前が出ている理由でしょう。
シュチェスニー選手は1990年4月生まれの33歳。残された選手キャリアの時間はゾマー選手と同じぐらいです。
ただ、シュチェスニー選手がバイエルンに期限付き移籍をすることは現実的に起こり得るでしょう。両クラブにメリットがあるからです。
- ユベントス:
- シュチェスニーの高年俸を圧縮
- 2024/25 シーズンの CL 出場権を獲得すればレンタルバックは問題にならず
- バイエルン:
- 1年契約なら GK 問題が勃発する可能性は低い
- ノイアーのパフォーマンスが思わしくない場合は完全移籍を打診できる
ゾマー選手が今夏の移籍市場でバイエルンを退団するなら、シュチェスニー選手を期限付き移籍で獲得することは “両クラブにとって” 利害が一致する状況なのです。
シュチェスニー選手が「バイエルンへの期限付き移籍」に惹かれるかは不透明ですが、選手側が合意すれば電撃移籍が起こる可能性はあると言えるでしょう。
まずはゾマー選手の去就次第ですが、今夏の移籍市場で GK のドミノ移籍が起きるかにも注目です。