『トゥット・スポルト』によりますと、フィオレンティーナのヴラホビッチ選手に興味を示すユベントスがペリン選手やルガーニ選手を交渉に組み込もうとしているとのことです。
ただ、フィオレンティーナ側に旨みは少ないため、少なくともペリン選手が組み込まれることはないでしょう。
ペリン選手は1992年11月生まれの28歳。2018年夏にユベントスに加入したもののシュチェスニー選手の牙城を崩すまでには至らず、今季は古巣のジェノアに期限付き移籍をしていました。
ユベントスとシュチェスニー選手の現行契約は2022年夏まで。アッレグリ監督の下でシュチェスニー選手とポジション争いとしていた経緯を考えると、今夏に完全移籍でチームを離れる可能性が高いと言えるでしょう。
『トゥット・スポルト』が移籍先候補として挙げているのはフィオレンティーナです。
フィオレンティーナには飛躍的な成長を遂げた CF のヴラホビッチ選手がいるため、FW 陣のテコ入れを画策するユベントスが獲得に動いても不思議ではありません。ただ、高額な移籍金を用立てることは避けられません。
しかもフィオレンティーナは正 GK にドロンゴフスキ選手を擁しており、GK は補強ポイントではありません。したがって、ヴラホビッチ選手の獲得オペレーションにペリン選手が交換トレードの形で組み込まれる可能性は極めて低いはずです。
現実的なのはアタランタでしょう。アタランタは正 GK ゴッリーニ選手にローマからの関心が報じられており、場合によっては正 GK が補強ポイントになります。
この場合は「恩師ガスペリーニ監督との再開」に加え「ユベントスとの現行契約が残り1年」のペリン選手が（安価で獲得できる点からも）補強候補の1番手に躍り出たとしても不思議ではないでしょう。
今夏のイタリアで GK のドミノ移籍が起きるかはローマの補強動向次第です。ユベントスのフロント陣がその波を上手く活用することができるのかに注目です。
