『スカイ・イタリア』によりますと、ミランがテオ・エルナンデス選手の控えとしてカンビアーゾ選手に興味を示しているとのことです。ユベントスは即決価格を提示するなら、売却を決断することでしょう。
カンビアーゾ選手は2000年2月生まれの23歳。2022年夏にユベントスがジェノアから保有権を獲得し、2022/23 シーズンはセリエAのボローニャに期限付き移籍。
ボローニャでは32試合2170分に出場して3アシストの結果を残した左 SB を本職とする右利きの選手です。
ミランがカンビアーゾ選手に興味を示しているのは「テオ・エルナンデス選手を休ませることが可能な実力を持ったイタリア人 DF だから」でしょう。
トナーリ選手を売却したミランではカラブリア選手とフロレンツィ選手などイタリア人選手が限られています。そのため、カンビアーゾ選手に関心を示したと考えられます。
一方のユベントスは「即決価格(である2500万ユーロ)を提示されるのであればカンビアーゾ選手を売却する」と見られています。
- ユベントスがカンビアーゾへの獲得オファーを門前払いにしない理由:
- 2023/24 シーズンは3バックで戦うことになる
- 左 WB にはコスティッチとイリングが健在
- U-20 W杯のイタリア代表で左 SB の主力してプレーしたトゥリッキアがBチームに在籍
2023/24 シーズンに関しては「左 SB を本職とするカンビアーゾ選手」が不在であってもユベントスが被る影響は限定的です。
ただ、“2024/25 シーズン以降” となると DF 陣の顔ぶれが変わることで「4バック主体が合理的」となる可能性がある状況です。したがって、即決価格による完全移籍でのみカンビアーゾ選手の売却を容認することになると思われます。
カンビアーゾ選手に即決価格による獲得オファーが提示されない限り、ユベントスは「右 WB 兼任 WB としてどのぐらいのプレーが可能なのか」を評価しようとするでしょう。
プレシーズンでカンビアーゾ選手がどのようなプレーを見せるのかにも注目です。