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デ・シリオの長期離脱でクアドラードとの契約延長の可能性が浮上

 ガゼッタ・デッロ・スポルト』によりますと、ユベントスがクアドラード選手との契約延長をする可能性があるとのことです。デ・シリオ選手が 2023/24 シーズン前半戦を欠場するため、可能性はあると言えるでしょう。

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 クアドラード選手は1988年5月生まれの34歳。推定年俸500万ユーロと DF 陣では高給取りであるため、契約満了による今夏での退団が既定路線でした。

 しかし、デ・シリオ選手が右ひざ前十字靭帯断裂で 2023/24 シーズン前半戦の欠場が確定。そのため、クアドラード選手との契約延長の可能性が浮上しています。

 

 ユベントスの右サイドは「ダニーロ選手の起用ポジションによって補強ポイントが変わってくる」という状況です。

表: ユベントスの右サイド
ダニーロの役割
3バック採用の CB
【3-5-1-1 / 3-4-2-1】
右 SB
【4-3-3 / 4-2-3-1】
右 WG X ディ・マリア?
スーレ
右 WB クアドラード? X
バルビエリ

 4バックだと右 SB のレギュラーがダニーロ選手。バルビエリ選手が右 SB の控えを務め、左 SB はボローニャに期限付き移籍中のカンビアーゾ選手がポジション取りに挑む形になるでしょう。

 3バックが採用されるとダニーロ選手は CB 起用となるため、右 WB が補強ポイントになります。

 クアドラード選手は移籍金を必要としませんし、ユベントス側は「デ・シリオ選手が復帰するまでの半年間の貢献」を理由に『年俸の大幅な減額提示』が可能なのです。1年間の契約延長に至ったとしても不思議ではないでしょう。

 

 不正会計疑惑で 2022/23 シーズンの順位が確定するまでに時間を要するため、移籍市場での動きは「噂」が報じられることもあっても「具体的な補強戦略」を推測するのは至難です。

 “目玉補強” に踏み切る経済的な余裕がないことだけは確定しているため、昨夏以前からの課題である「余剰人員の売却に道筋を付けることができるか」が注目点になると思われます。