『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によりますと右 WB としてルーカス・バスケス選手の獲得に興味を示したユベントスに対し、レアル・マドリードがオドリオソラ選手への関心を探ったとのことです。
ただ、ユベントスはオドリオソラ選手の獲得に本腰を入れる可能性は低いと思われます。
ユベントスは 2023/24 シーズンにおける右 WB兼SB の人材が手薄となっているため、「新戦力の獲得に乗り出す」と見られています。だから、様々な選手が獲得候補に上がっているのでしょう。
- 新戦力を獲得する
- 負傷離脱中の選手の復帰を待つ
- デ・シリオ(30):シーズン前半戦は欠場
- 若手有望株の台頭に賭ける
- アケ(22):昨夏に右 WB としての出場経験
- バルビエリ(20)
- 逆サイドからコンバート
- カンビアーゾ(23)
理由としては「補強以外の選択肢を採った場合のリスク(=右サイドの守備的なポジションが泣き所のままという問題)を無視できないから」です。
ユベントスはレアル・マドリードのルーカス・バスケス選手への関心を示していましたが、選手が移籍に乗り気ではなかったのでしょう。だから、レアル側が「右 WB ができるオドリオソラはどうか」と打診した流れと思われます。
オドリオソラ選手は1995年12月生まれの27歳。右サイドバックを本職とする選手でレアル・マドリードとの現行契約は2024年夏までとなっています。
ただ、「今季はアンチェロッティ監督の下では構想外で公式戦6試合93分の出場に留まったこと」が最大の懸念点です。また、2021/22 シーズンはフィオレンティーナに在籍するも真価を発揮するのは至りませんでした。
これらの不安要素を加味すると、ユベントス側が現時点でオドリオソラ選手の獲得に本腰を入れる可能性は高くはないでしょう。イタリア国内で安価な即戦力選手を獲得した方が合理的だからです。
右サイドの守備的なポジションは “計算できる選手” が足りていないため、今夏の移籍市場でどの選手に白羽の矢を立てるのかに注目です。