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2023/24 シーズン前半戦はデ・シリオの不在が確定的なユベントス、右 SB の補強優先度が急上昇?

 ガゼッタ・デッロ・スポルト』が「5月3日のレッチェ戦で右ひざ前十字靭帯を断裂したデ・シリオ選手の長期離脱を受けたユベントスの補強戦略は変わるのか」との記事を掲載しています。

 補強の優先度が変わるかは「2023年3月時点で右 SB の補強順位をどう見ていたか次第」と言えるでしょう。

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 ユベントスに在籍している右サイドの守備的な選手は下表のとおりです。

表: 右サイドの守備的選手
右SB(兼CB) 右SB(兼WB)
主力 ダニーロ(31) クアドラード(34)
【契約満了】
控え デ・シリオ(30)【右ひざ前十字靭帯断裂】
若手 バルビエリ(20)

 2023年3月の時点で “今季終了時で35歳になるクアドラード選手” は「契約満了による退団」が既定路線となっており、3バックを中心に据えるのであれば『即戦力の右 WB は獲得したい状況』にありました。

 そこにデ・シリオ選手の長期離脱が加わったのです。「右サイドの守備的な選手の獲得に乗り出さざるを得ない状況になった」と言わざるを得ないでしょう。

 

 現状での現実的な選択肢と問題点は以下のとおりです。

  1. クアドラードとの契約延長: 衰えと年俸面
  2. カンビアーゾ: 右利きだが左サイドが本職
  3. ホルム(スペツィア)の獲得: 故障で2023年2月以降の出場なし
  4. バルビエリの抜擢: セリエAでの経験値

 ニコロ・スキーラ記者は「バイエルンのマズラウィに関心」とツイートしていますが、これはチャンピオンズリーグ出場権の獲得が前提です。

 バイエルンの右サイドはマズラウィ選手と(下部組織出身で23歳の)スタニシッチ選手が争う構図となっており、出場機会が期待どおりに得られない場合は “外様の” マズラウィ選手が新天地を模索することになると思われるからです。

 

 DF はデ・シリオ選手の負傷に関係なく2023年夏の移籍市場で補強する必要があっただけに「CB と SB のどちらを先に補強するのか」に注目です。