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ユベントス、カルヴォ CFO とアッレグリ監督の移籍市場などでの動きに関する会談を近々に実施?

 ガゼッタ・デッロ・スポルト』によりますと、ユベントスのカルヴォ CFO とアッレグリ監督の会談が近々実施されるとのことです。来季を見据えた議題になりますが、まずはスポーツ・ディレクターの人選が優先と言えるでしょう。

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 2023/24 シーズンの UEFA チャンピオンズリーグ出場権を確保できるかで予算額が大きく変わってくるユベントスですが、今季の成績に関係なく『新 SD の任命』は必須です。

  1. 現監督で来季も戦うのか?
    • 成績・内容ともにクラブの要求水準を満たす → 続投
    • 成績か内容のどちらかに不満 → 続投?解任?
    • 成績・内容ともにクラブの要求水準を満たさない → 解任・新監督の指名
  2. 現所属選手の査定
  3. 監督の要望も踏まえて移籍市場で選手の獲得や放出

 今のユベントスに「アッレグリ監督のチームが 2022/23 シーズンに残した成績と試合内容は『クラブが要求した水準』を満たしているか」を判断する “スポーツ部門のパフォーマンス評価責任者” である SD がいないのです。

 アッレグリ監督による記者会見でマスコミから「あなたは今季の成績に満足していますか」との質問が出ていますが、これは質問する対象を間違えた無意味なものです。

 監督は「今季の成績や内容は今ひとつ」と言っても、クラブの要求水準を満たしていれば『続投』が必須です。逆に「成績や内容は良かった」と自画自賛をしていても、クラブの要求水準に未達なら『解任』しなければなりません。

 その判断を下す責任者が「空席状態」なのですから、移籍市場で予算を効率的に使うためにも「新 SD の任命」を最優先で行うべきでしょう。

 

 2022/23 シーズンのセリエAは現地5月4日にナポリがスクデットを獲得しました。

 ユベントスの次期 SD 本命と見られるナポリのジュントーリ SD は現行契約が2024年夏まで。「スクデット獲得」を区切りにするなら、ユベントスに引き抜きの可能性が生じるでしょう。

 一方で「来季は連覇と国内2冠を目指す」と(条件を改善した契約更新をして)新たな目標を設定して 2023/24 シーズンを迎えることも考えられるのです。

 ジュントーリ氏がユベントスのオファーに応じない可能性が現実的に存在する訳ですから、その場合の『プランB』を用意しておく必要があると思われます。

 

 SD は「成績や試合内容が芳しくない監督に解任を告げなければならない立場」です。私情が入り込むと的確な査定ができないため、“プロフェッショナルな人物” を任命すべきでしょう。

 ユベントスの現・執行部にそれができるのかに注目です。