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FIGC、連盟控訴裁判所が確定させた『ルカクに対する1試合出場停止処分』を会長権限の恩赦で白紙撤回

 イタリア・サッカー連盟は公式サイト上でグラヴィーナ会長が恩赦を発令し、ルカク選手に対する1試合の出場停止処分が撤回されたと発表いたしました。

 これにより、ルカク選手は4月26日に行われるユベントスとのコッパ・イタリア準決勝セカンドレグへの出場が可能となります。

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 ルカク選手は4月4日に行われたコッパ・イタリア準決勝ファーストレグで得点後に「ユベントスのサポーターが陣取るゴール裏に対するゴールセレブレーション」を実施。

 この行為は各国のサッカーリーグで【警告の対象となる挑発行為】であることから、主審はイエローカードを提示。ルカク選手は2枚目のイエローカードで退場となり、FIGC の連盟控訴裁判所に不服を申し立てるも却下されていました。

 

 ところが、FIGC のグラヴィーナ会長が『ルカク選手への恩赦』を発令。懲戒処分そのものを骨抜きにする奇策に出ました。

 『恩赦』は「月単位や年単位で活動停止処分が科された人物・組織への処分軽減」が目的で発せられることはありますが、“連盟控訴裁判所で1試合の出場停止処分が確定した選手” に発せられることは前代未聞です。

 イタリアの国営放送『RAI』でユベントスの元 GM モッジ氏がユベントスの株主総会で提示した USB メモリに記録された内容の裏付け報道を行った後に「(当時を彷彿とさせる)インテルのための裁定」を行っているのです。

 あまりに露骨ですし、会長権限での介入は国内リーグの競争力を削ぐ結果になってしまいます。スポーツの公平性を損ねる典型的な行為だからです。

 

 4月26日(水)に行われるコッパ・イタリア準決勝セカンドレグで「迷ったらインテル寄りの笛」が吹かれても不思議ではありません。その場合はカルチョポリが再びクローズアップされることになるでしょう。