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イタリア復帰を希望する秋風を送るコンテ監督にユベントスとインテルが関心?

 ガゼッタ・デッロ・スポルト』によりますと、トッテナムとの契約が今夏で満了するコンテ監督にユベントスまたはインテルの監督に復帰する可能性があるとのことです。ただ、コンテ監督の思惑どおりになる確率は低いでしょう。

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 コンテ監督は「“国内リーグで結果を出すために必要となるチームとしての意思統一” を『徹底的な反復練習』で図ろうとする指揮官」であり、就任のメリットとデメリットがはっきりしています。

  • コンテ就任で得られるメリット
    1. チーム内に『厳格な規律』が育まれる
    2. 不振から脱する可能性が大
  • コンテ就任で生じるデメリット
    1. コンテ自身の給与が高額
    2. “二足の草鞋” は履けない
    3. 補強に関するフロント陣との軋轢がお約束

 このプロファイルを持つ指揮官を「現在の監督を解任してまで招聘する価値があるか」が問われることになります。

 

 まず、コンテ監督は(家庭の事情もあって)イタリア復帰を希望する言動を続けています。

 トッテナムとの現行契約は今夏までですが、契約延長に合意する可能性はほぼゼロでしょう。「契約満了による退団」か「解任」のどちらかになると思われます。

 コンテ監督がかつて率いたユベントスやインテルの名前がガゼッタ紙などのメディアで取り上げられている理由は「就任のオファーを出す可能性があるから」に過ぎません。

 ユベントスだとチーム状態が “どん底” だった2022年10月末の時点では『コンテ復帰派』が優勢だったことでしょう。イタリア国内および UEFA の双方で結果を残せていなかったからです。

 

 しかし、2023年3月現在ではイタリア国内および UEFA の双方で “一定の結果” を残した上で若手有望株の抜擢をするなどクラブ上層部が喜ぶチーム状態となっています。

 現状では「アッレグリ監督を解任してまでコンテ監督を招聘する必要性を見出すのは困難」と言わざるを得ません。コンテ監督は2023年夏から『フリー』の立場になる可能性が高いと思われます。