来季からユベントスの監督に復帰する可能性が報じられているトッテナムのコンテ監督がアーセナル戦の前日会見で「敬意を欠いた報道」と不快感を示したと『スカイ・スポーツ』が報じています。

アントニオ・コンテ監督:
「信じられません。この時期にそうした報道はユベントスで働いている監督にとっても、トッテナムで働いている私にとっても敬意を欠いていると思います。
私達はシーズンのスタートを切ったばかりです。この話題に関しては何度も話して来ましたし、トッテナムで充実した時間を過ごして満足していると繰り返し述べています。
クラブのため、私のためにシーズン全体を通して最善のソリューションを見付けようとしています。私はトッテナムでの時間を楽しんでいます。
オーナー(であるレヴィ会長)やパラティチ FD とは良好な関係にあります。将来に関する問題は現時点で存在しません。私達には契約があるのです。
この憶測に関して誰かが話していることを耳にしたくないですね」
“コンテ監督やアッレグリ監督が有する現行契約” に敬意を払うよう要求していますが、コンテ監督の現行契約は「2023年夏までで残り1年を切っている」のです。
選手も現行契約が残り1年を切れば去就が騒がしくなります。それがコンテ監督の身にも起こっているに過ぎません。
ただ、『コンテ監督のユベントス復帰論』が現実味を帯びるのは「アッレグリ監督がユベントスを去ることが確定した後」になるでしょう。
それまでは「トッテナムとの現行契約を尊重する」と公言し、トッテナムを鍛え続けた方が指揮官としての評価は高まるからです。
ユベントスの監督人事がどうなるかは「カタールW杯による中断期間を迎えた時点でのセリエAの成績次第」でしょう。
4位との勝点差が7前後にまで “拡大” していると『監督交代』に踏み切らざるを得ません。中断期間を迎える11月中旬でのチームを取り巻く状況に注目です。