『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によりますと、ブライトンに所属するアルゼンチン代表 MF のマック・アリスター選手にユベントスが興味を示しているとのことです。ただ、獲得は困難を極めると予想されます。
マック・アリスター選手は1998年12月生まれの24歳。アルゼンチンのアルヘンティノスでトップチーム・デビューを果たし、2020年1月にブライトンに加入した MF です。
カタールW杯では優勝したアルゼンチン代表で2戦目以降の6試合に先発出場。評価を大きく高めた選手となりました。
そのマック・アリスター選手に興味を示しているのがユベントスだけではないことは「火を見るよりも明らか」ですし、ユベントスが争奪戦を回避してマック・アリスター選手を獲得することは困難を極めると思われます。
ユベントス側から見た状況を整理すると以下のようになります。
- マック・アリスター選手をユベントスが獲得すべき理由
- ラビオの後継者として適任
- 所属のブライトンではダブルボランチ起用
- パス能力も高く評価されている
- 移籍金がミリンコヴィッチ=サヴィッチよりも低い(はず)
- ラビオの後継者として適任
- マック・アリスター選手の獲得における懸念事項
- (資金力のある)プレミア勢との争奪戦
マック・アリスター選手の能力に疑いの余地はありません。(契約満了で2023年夏にユベントスを退団するであろう)ラビオ選手の後任になってくれるはずです。
ただ、中盤 MF 陣のテコ入れを考える “資金力のあるプレミア勢” からの関心は避けられないでしょう。
また、ブライトンは「マック・アリスター以外の選手(例:三苫、トロサール、エストゥピニャン)で売却益を用立てることができる」との『交渉カード』を保持している状態です。
したがって、ユベントスがマック・アリスター選手を獲得するには「適正な市場価格による提示をブライトンが了承すること」が前提になると考えられます。
ユベントスとしては「ケーン選手との交換トレード」でマック・アリスター選手を獲得できれば理想的でしょう。ブライトンの現・指揮官はイタリア人のデ・ゼルビ監督ですし、ヴラホヴィッチ選手の起用を優先したいチーム事情もあるからです。
一筋縄では行かないと予想されるだけに、マック・アリスター選手の獲得交渉にユベントスが本腰を入れるのかに注目です。