NO JUVE, NO LIFE!!

- FINO ALLA FINE - ユベントス関係のニュース記事を扱うサイト

アーセナルやトッテナムなどのロンドン勢が今冬の移籍市場でラビオ獲得に動く?

 イギリスのタイムズ紙によりますと、トッテナムも2023年1月の移籍市場でラビオ選手の獲得に関心を示しているとのことです。ただ、移籍が実現する可能性は低いままと言わざるを得ないでしょう。

PR

 

 ラビオ選手は1995年4月生まれの27歳。ユベントスには2019年夏に加入し、今シーズンで現行契約が満了するフランス代表の MF です。

 現行契約が残り半年となっているため、ユベントスがラビオ選手の売却益を手にするには「2023年1月の移籍市場がラストチャンス」です。そのため、資金力のあるプレミア勢からの関心がメディアに取り上げられているのでしょう。

 

 ただ、移籍が実現する可能性はそれほど高くありません。以下のハードルを乗り越える必要があるからです。

  1. “半年後にはフリーで獲得できる選手” に支払う少し割高な移籍金(= 1500万ユーロ超)
  2. ラビオ選手が要求する年俸(≒1000万ユーロ)
  3. ユベントスの上層部(やアッレグリ監督)の了承

 移籍先としてアーセナルやトッテナムの名前が出ていますが、“半年後にはフリーとなるラビオ選手” を移籍金を払ってまで半年前倒しで獲得するメリットは多くありません。

 ある程度の移籍金を提示すれば、ユベントスは移籍を容認するでしょう。ただ、「主力選手の放出」を許可する権限を持つ上層部が(取締役会の総辞職で)不在のユベントスとの交渉は骨が折れることが予想されます。

 また、アッレグリ監督が「シーズン途中での主力選手の離脱」を嫌う指揮官であることから移籍交渉が妥結する可能性は低いと考えられます。

 

 トッテナムは「コンテ監督との契約延長交渉のカード」としてラビオ選手を獲得したいところですし、アーセナルは「選手層の薄い中盤 MF 陣に厚みを持たせる」ことが目的と考えられます。

 リーズナブルな移籍金でのラビオ選手獲得は困難と思われるため、来季のチャンピオンズリーグ出場権が確定した2023年夏の移籍が現実的と言えるでしょう。