ニコロ・スキーラ記者によりますと、エンポリへの期限付き移籍が2023年1月の移籍市場で打ち切られる可能性があるピアツァ選手に対してサンプドリアが興味を抱いているとのことです。ユベントスにとって悪い話ではないはずです。
ピアツァ選手は1995年5月生まれの27歳。左サイドを主戦場とする右利きの WG でユベントスには2016年夏に加入したのですが、初年度に前十字靭帯断裂の大怪我を負ってしまったことでキャリアの形成に苦しんでいます。
今季はセリエAのエンポリに1年間の期限付き移籍をしたものの公式戦7試合・351分の出場に留まっている状況です。パフォーマンスが芳しくないことから「期限付き移籍の打ち切りは起こり得る」と言えるでしょう。
ユベントスはピアツァ選手をトップチームの戦力にカウントしていないため、エンポリとの契約が打ち切られると「ピアツァ選手が 2022/23 シーズン後半戦にプレーするチーム」を探す必要が生じることになります。
ユベントスにとっては頭の痛い問題でしたが、2022年夏にもピアツァ選手の獲得に興味を示していたサンプドリアが再び関心を示しているとのこと。
今季のサンプドリアは成績不振でジャンパオロ監督を解任。後任のスタンコヴィッチ監督もチームを浮上させることができずに苦しんでいます。
“チームを勝たせた選手” はレギュラーとして継続したプレー機会を得られる状況に置かれているため、この点をピアツァ選手側がどのように判断するかがポイントになると思われます。
降格圏からの脱出を図るチームは冬の移籍市場で積極的に動く傾向があります。どのような移籍交渉が妥結することになるのかにも注目です。