『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によりますと、取締役会が総辞職したユベントスが新たな SD としてナポリのジュントーリ SD やラツィオのターレ SD などの招聘を考えているとのことです。
候補として名前が出ている SD は「限られたチーム予算で良いチーム作りをした実績がある有能な人材」ですが、招聘のハードルが高いことがネックと言えるでしょう。
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ガゼッタ紙が「ユベントスの新たな SD の候補」として記事で言及しているのは以下の5名です。
- スポーツ・ディレクターの候補
- クリスティアーノ・ジュントーリ(ナポリ)
- イグリ・ターレ(ラツィオ)
- アンドレア・ベルタ(アトレティコ・マドリード)
- ジャンルカ・ペトラーキ(前ローマ)
- ジョヴァンニ・ロッシ(サッスオーロ)
どの SD も「限られた予算内で素晴らしいチーム作りを達成した実績」があります。
ユベントスは2023年1月に発足する新執行部の下では「予算の拠出」が制限されることが確定的であり、“チーム予算の活用術に長けた SD” は是が非でも確保したい人材なのです。
ただ、問題もあります。ジュントーリ、ターレ、ベルタの3氏は “強豪チームの現職 SD” であるなど引き抜きは簡単なことではありません。
また、有能な SD の招聘に成功したとしても「(監督人事を含めて)どのようなチーム作りを行うか」を命じる責務は会長や CEO など上層部にあります。
「強いチームを作る」だけでは曖昧さが残るため、『チームが持つべき特長』を具体的に伝える必要が新執行部にはあります。その職責を担える取締役が不在だと、チームの迷走が続くことになるでしょう。
新執行部を含めたクラブの上層部がどのような顔ぶれとなるのかに注目です。