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ユベントス、デル・ピエロ副会長の就任で前執行部からのイメージ刷新を狙う?

 ガゼッタ・デッロ・スポルト』によりますと、取締役会が一斉辞任したユベントスが OB のデル・ピエロ氏に副会長就任の打診を行っているとのことです。

 前執行部との関係性がなかったため、イメージ刷新に寄与することは確実と言えるでしょう。

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 サッカークラブではイメージ戦略の一環として “クラブのレジェンド” がフロント入りをしているケースが珍しくありません。ユベントスではネドヴェド副会長がそのケースでした。

 一部の報道では「ネドヴェド氏が来年1月に予定されている株主総会で『副会長に再任』を打診・可決されて(結果的に)職務に留まる」との見方がありましたが、このシナリオが現実に起きることはないでしょう。

 ネドヴェド氏は “常勤の” 取締役で「副会長」の役職に就いていたからです。

 “司法当局が捜査に乗り出すような怪しい会計を取締役の立場で承認した人物” を再任するのは企業としてリスクが高すぎます。したがって、『OB 枠』はネドヴェド氏以外のレジェンドに声がかかることになると考えられます。

 

 そこで有力視されているのがアレッサンドロ・デル・ピエロ氏です。

 19シーズンに渡ってユベントスでプレーした “バンディエラ” であるにも関わらず、現役引退後にユベントスとの関係をほとんど持っていませんでした。これが就任要請が行われた最大の理由でしょう。

 「引退後にユベントスとの関係がない」と言うことは「ユベントスの前経営陣に向けられている疑惑とも無関係」であり、『イメージ刷新』を印象付ける打って付けの人物になり得るからです。

 トリノ大学で経営学修士を取得済みのキエッリーニ選手の方がクラブ経営における素地は整っています。

 ただ、キエッリーニ選手はロサンゼルス FC でプレーする現役選手ですし、クラブ経営の実績はこれから積み重ねていく必要のある状況です。したがって、2023年の年明けから重責を担う可能性は低いと思われます。

 

 “クラブの顔” としてチャンピオンズリーグの抽選会などで活動することになる OB が誰になるのかにも注目です。